[Software]
データの痕跡を残さず抹消「電子データシュレッダー2」
AOSデータ

価格(税込み):4,104円 https://www.aosdata.co.jp/

Technology
Usability
Cost-performance

 AOSデータは個人情報などの重要データをファイル単位で選んで抹消できる「電子データシュレッダー2」を発売している。

 本製品はデータを完全抹消し、データ復元ソフトなどによるデータ復元を不可能にする。この処理は残存データのセクターを完全に上書きすることで実現される。Windows上でごみ箱を空にしたり、フォーマットしたりしてもファイル管理情報(FAT、MFT、ファイル名)が消えるだけで、実際のデータそのものは削除されない。データセクターが新しいデータで上書きされない限り、消したはずのデータはハードディスクに残ったままの状態となる。そんなときにこの抹消ソフトの出番だ。

 主な機能はファイルの痕跡を残さずファイルを完全抹消する「ファイル抹消」、Web利用履歴や決済情報などのカード情報を含むブラウザー履歴を確実に抹消する「履歴抹消」、他人には見られたくない削除済みメールを完全抹消する「メール抹消」機能がある。ファイル抹消などを行った後に抹消を確認する「抹消確認ツール」機能を使えば、削除したデータが完全に消されているのかを確認することもできる。このソフトはPCだけでなくUSBメモリーなどの外部メディアにも対応する。

 USBメモリーの貸し借りや人事異動時に前任者のPCデータを削除する場合など、日常の情報管理に活用できるセキュリティツールである。

電子データシュレッダー2

メイン画面から項目を選ぶだけの簡単操作

 今回は第三者に見られないように隠しファイルにしておいた機密データをフォルダーごと抹消し、機密データが完全に復元されない状態になるのかを検証した。

 まずフォルダーの中に通常のテキストファイルを二つ、隠しテキストファイルを三つ格納した。メイン画面を起動し「ファイル抹消」ボタンを選択。「フォルダをリストに追加」アイコンを押しWindowsエクスプローラーを開き、抹消したいフォルダーを選ぶ。すると選択したフォルダーがリストに登録される。削除するフォルダーをすべて選び終えたら「すべて抹消」アイコンをクリックすると確認画面が表示され、抹消が開始される。完了すると、「ファイル抹消結果」画面が結果レポートとして映し出される。

 結果として隠しファイルを含めた5ファイル全てを削除できた。抹消確認ツールを使用し、データベースの内容を表示させて確認したが抹消したデータは残っていなかった。

 メニューを選ぶだけの簡単操作とインストールしてすぐに使用できる利便性の高いセキュリティツールとして、機密情報を守るために活用したい。

(安藤耕作)

電子データシュレッダー2

▲ファイル抹消の結果画面。抹消データのサイズ、数などが表示される。

(PC-Webzine2018年6月号掲載記事)

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