VMware Cloud on AWSってなんだろう?〜イントロ編〜

こんにちは、VMware担当の及川です。

今回は2018年11月12日に東京リージョンの提供開始について発表のありました、VMware Cloud™ on AWS(以下、VMware Cloud on AWS)について説明させて頂きます。

■概要

(1) VMwareとAWSのそれぞれの提供範囲について

VMware Cloud on AWSですが、覚えて頂きたいポイントとしては、VMwareとAWSで役割が分かれている点です。
VMwareの提供範囲は水色の部分となり、vSphere、vSAN、NSXといった、SDDCを構築する上でコアとなる仮想化ソフトウェアを提供しております。AWSはオレンジが提供範囲となり、物理サーバーや物理ネットワークなどハードウェアを提供しております。

VMwareとAWSのそれぞれの提供範囲について

(2) 保守サポートについて

保守サポート窓口についてはVMwareが単一のサポート窓口を提供する形となっております。一括で受けて頂けるのはお客様にとって非常にありがたいですね。

(3) vSphere等のバージョンアップやパッチの適用について

こちらについても、サービスとして提供されます。常に最新のセキュリティを保った状態で利用できるようになるのは、お客様にとって非常に大きなメリットとなります。ここで気になる点は、アップデートの際、縮退運転されるのか?という部分ですが、ご安心ください。サーバーを増設してからメンテナンスするオペレーションとなっておりますので、メンテナンスによるリソース不足は起きません。このレベルの運用をオンプレで行うには非常にコストもかかり大変かと思いますが、さすがグローバルでも実績のあるサービスですので、抜け目がないです。メンテナンスの頻度ですが、月に1回程度となります。

(4) 購入単位について

ホスト占有型のサービスとなりますのでホスト単位での購入となります。2018年11月時点では、3ノードから購入頂く形となります。こちらのサービスに含まれている内容としては、「ハードウェア(ベアメタルサーバ)」「関連するデータセンター機器(NWスイッチ、ラック、ケーブル及び保守・メンテナンス)」「VMware製品のソフトウェアライセンス(vSphere、vSAN、NSX)及びサポート」「データセンター利用に関する料金(スペース、電気代、作業費用等)」が含まれています。

■ベアメタルサーバスペック(i3.metal)について

現状提供されているサーバーのスペックについては下記の通りとなります。

・CPUについて

2ソケット、36コア(1ソケットあたり18コア)、周波数2.3Ghz

・メモリについて

512GB

・ストレージについては

Bootデバイス:AWSのElastic Block Store(EBS)
vSAN:NVMe 1,788GB×8

ネットワークカードについて

Nic:Elastic Network Adapter (ENA) 25Gbps

ベアメタルサーバスペック(i3.metal)について

■費用について

  • 固定でかかる費用

    VMware Cloud on AWSにかかる費用については、下記URLより確認可能です。
    https://cloud.vmware.com/vmc-aws/pricing
    最小購入単位は3ノードからとなり、価格は、12月6日時点では、下記の通りです。

    1ノード/時あたり、約1,123円
    3ノード/月あたり、約1,638,549円
    3ノード/年あたり、約6,972,274円
    3ノード/3年あたり、約14,667,699円

    • 30日間限定Single Hostで購入することも可能です。ただし、検証用途となりますので、延長等もできないため、ご注意ください。
  • 変動でかかる費用

    下記の通り、別途データ転送量がかかります。

    変動でかかる費用

課金される経路について

  1. 異なるアベイラビリティーゾーン間のデータ転送送受信(イン/アウト)
    • ストレッチクラスターも含まれます
    • $0.01/GB
    異なるアベイラビリティーゾーン間のデータ
  2. VMware Cloud on AWS からインターネットへのデータ送信(OUT)
    • $0.05/GB
    • Hybrid Cloud Extension(HCX) を利用した VMware Cloud on AWS からオンプレミスへの vMotion(インターネット/L3VPN 経由)なども含まれます
    VMware Cloud on AWS からインターネットへのデータ送信(OUT)
  3. VMware Cloud on AWS から他の AWS のリージョンへデータ送信(OUT)
    • $0.02/GB

課金されない経路について

  1. インターネットから VMware Cloud on AWS へのデータ受信(IN)
    • $0.00/GB
  2. 他のリージョンから VMware Cloud on AWS へのデータ受信(IN)
    • $0.00/GB
    他のリージョンから VMware Cloud on AWS へのデータ受信(IN)
  3. 同じアベイラビリティーゾーン内のデータ送受信(IN/OUT)
    • $0.00/GB
    同じアベイラビリティーゾーン内のデータ送受信(IN/OUT)
  4. Native AWS と VMware Cloud on AWS 間でかつ同じアベイラビリティーゾーンの ENI 経由でのデータ送受信(IN/OUT)
    • $0.00/GB
    Native AWS と VMware Cloud on AWS 間でかつ同じアベイラビリティーゾーンの ENI 経由でのデータ送受信

どちらも価格については、変動する可能性もありますので、正式な見積もりが必要な場合は、弊社営業までご連絡ください。

■お客様のメリットについて

現在Hybrid Cloudを進めるにあたり、様々なクラウドを検討されているお客様は多いのではないでしょうか?その際に必ず出てくるのが、「管理運用方法が異なるためすぐに移行できない」、「求められるスキルセットが違いすぎてスキル習得に時間がかかる」、「仮想マシンの洗い出しが大変だ」、「クラウドへ実環境を持っていくには時間がかかる」。などなど。。。
そんな時、オンプレにも簡単に戻れて、クラウドにも移行しやすいそんな一石二鳥のソリューションがVMware Cloud on AWSです。vSphereべースになりますので、VMには変更を加えず利用ができますし、段階を追って検証を進めることができます。また、オンプレに戻したい場合も、vMotionを使って戻すこともできますので、柔軟に運用が可能です。AWSのネイティブのサービスへのアクセスも同一データセンター内となりますので、高速なネットワーク環境にて利用することができます。
全て一度にクラウドへ移行するにはハードルが高いが、段階を追って検討したいと考えている、お客様にとっては、お悩みを解決できるソリューションでないでしょうか?

いかがでしたでしょうか?本内容が少しでもお役に立てれば幸いです。

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