VMware NSX Data Centerのご紹介

NSX Data Centerのライセンスについて
- NSX-T Data CenterとNSX Data Center for vSphere -

皆さま、こんにちは。
VMware担当の河野です。

突然ですが、NSX Data Centerは2種類の製品から選択してご利用いただくライセンスであることをご存知でしょうか?
今回はNSX Data Centerのライセンスで利用できる2製品について紹介したのち、以前公開したブログの復習としてNSX Data Centerのライセンス選定ポイントをご案内したいと思います。

NSX-T Data CenterまたはNSX Data Center for vSphereが利用できるライセンス

NSX Data Centerは現在(2019年5月現在)、NSX-T Data CenterもしくはNSX Data Center for vSphereから選択してご利用いただくライセンスとなっています。(図1)

NSX Data Center

図1

注意点として、NSX Data Centerのライセンスは、NSX-T Data CenterもしくはNSX Data Center for vSphereのどちらか一方でしかご利用できないので、その点お客様へご案内いただければと思います。
ただし、どちらを利用する場合でも、ライセンスの選定方法は変わりませんので、その点はご安心ください。

ちなみに、こちら2製品ですが、実は以前まで“NSX-T”と“NSX for vSphere”と呼ばれていましたが、名称が変更となりました。もしお客様から旧名で依頼があった場合でも、終息したわけではないのでNSX Data Centerを選定しましょう。名称変更に関する記載はこちらの資料にございます。
【VMware NSX-T Data Centerのドキュメント】
https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-T-Data-Center/index.html
【VMware NSX Data Center for vSphereのドキュメント】
https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-Data-Center-for-vSphere/index.html

NSX-T Data CenterとNSX Data Center for vSphereの特徴

そんなNSX-T Data CenterとNSX Data Center for vSphereについて、それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

  • NSX-T Data Center
    vSphereのほかにKVMなどのハイパーバイザや、コンテナやパブリッククラウドなどをサポートする仮想ネットワーク製品
  • NSX Data Center for vSphere
    vSphere環境で利用するための仮想ネットワーク製品

その他機能などにそれぞれ特徴を持っていますが、今回は紹介を省略させていただきます。
こちらの2製品の機能について知りたい方はこちらをご確認ください。
→機能の詳細について知りたい方はこちらをご確認ください

<補足>

NSX-T Data Center2.4でサポートするハイパーバイザを以下にまとめました。(図2)

図2

もし、お客様からNSX-T Data Centerでサポートされているハイパーバイザを聞かれた際は、こちらの図を参考にご案内していただけると幸いです。

詳細についてはこちらの資料をご確認ください。
【NSX Data Centerのシステム要件】
https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-T-Data-Center/2.4/installation/GUID-AECA2EE0-90FC-48C4-8EDB-66517ACFE415.html#GUID-AECA2EE0-90FC-48C4-8EDB-66517ACFE415

NSX Data Centerのエディション

ここからは前回のコラムの復習となります。
NSX Data Centerには、4つのエディションが用意されています。
エディションごとに利用できる機能が異なってきますので、お客様にご希望の機能を確認の上ご選定ください。

エディションごとの機能差は以下となります。(図3)

図3

NSX Data Centerのライセンス購入単位

NSX Data Centerの購入単位は、サーバー仮想基盤でご利用いただく際に選択するCPU単位や、Horizon基盤向け(NSX Data Centerを組み合わせて構築する際)に選択可能なCCU(同時接続ユーザー数)単位があります。
エディションによって選択できる購入単位が限られますので、選定の際はご注意ください。エディションによる購入単位の違いは次の通りです。(図4)

図4

なお、前回のコラムに紹介があった、1年間限定ライセンスは2019年5月9日をもって終息となりました。

NSX Data Centerの課金対象範囲

NSX Data Centerのライセンスの課金対象については、NSX Edgeや分散ファイアウォールなどネットワーク機能を利用するホストに対して課金が発生します。
NSX ManagerやNSXコントローラのみを展開するホストについては課金対象外になります 。(図5)

図5

いかがでしたでしょうか?
今回のコラムでNSX Data Centerに関するご理解が深まれば幸いです。

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