HYCUで楽々データ保護
第1回 HYCUとはどのような製品でしょう?

 
はじめまして、HYCUでシステムズエンジニアをしています、吉田と申します。
今回、HYCU製品についてもっと知って頂くことを目的に、記事を書かせて頂いております。
 

第1回目は、HYCUを知らない方も多いと思いますので、HYCUについてご紹介したいと思います。

HYCUは日本の俳句から名前をつけた会社でハイクとかハイキュと読みます。日本が大好きな、マルチクラウドデータマネジメントの会社です。
 

 
マルチクラウドデータマネジメントとは何かと思われるかもしれませんので、ここでご説明をします。

オンプレミス環境のバックアップ、特にNutanix環境に注力したデータ保護製品を開発しています。

「Nutanixのバックアップと言えばHYCU」と言われる方がいるほど海外では有名になってきています。

Nutanix以外にもVMwareや物理マシンなど、マルチ環境に対応したデータ保護製品になります。

また、クラウド環境にはクラウドに特化した製品を開発しております。各々は独立した製品ですが、それらを結びつける機能

     ”Protégé” により、データ保証・データモビリティ・ディザスタリカバリをマルチクラウド環境全体へ広げます。  

HYCUを導入頂いているお客様の1社がNutanixというのも興味深いと思います。
 

Nutanixの新バージョン、新機能がリリースされるとHYCUも直ぐに対応しています。開発者の部署間で密にやり取りしているからこそできるスピード感となっています。

よく言われることですが、「本番環境をアップグレードしたいのに、バックアップ製品が対応していないけど、いつ頃対応するの?」などの不満を解消できます。

また、HYCUがあることで得られるメリットは大きく3つにまとめることができます。

  1. シンプルを突き詰めて運用を改善し、TCOを削減する
  2. Nutanixを補完することで、他製品ではできない技術的な優位性が得られる
  3. マルチクラウド環境におけるデータ保護とデータモビリティを実現する

次回以降に詳しくご紹介しますが、このような理由で海外ではNutanix環境の一部として導入頂くケースがものすごく増えています。

さて、HYCUソフトウェアの実体はと申しますと、CentOSをベースに必要なソフトウェアをパッケージ化した軽量の仮想アプライアンスです。

他のソフトやライセンスは一切不要で、多くの場合は仮想アプライアンス1台で運用できます。
 

 
 
保護対象はNutanix AHV/ESX環境やVMware環境、物理マシンです。特にNutanix ESXi環境でStun※1フリーバックアップを実現する唯一の製品、と高い評価を受けています。 また、特許取得済みの技術で、エージェントなしでアプリケーションを自動検索・認識し、アプリケーションをバックアップする機能は一押しです。 繰り返しとなりますが、クラウド特化製品と統合することで管理をマルチクラウドへ広げます
 

※1 VMware VMでスナップショット作成する時に起きる可能性のある「VMが止まるような事象」のことです。
 

また、バックアップデータを保存するストレージは自由に選択できます。既存のストレージ、クラウド、またはランサムウェア対策としてイミュータブルなAWS S3やNutanix Objects等も使用できるので、既存のIT基盤を存分に活用できます。

 
製品の特長を1枚にまとめるとこちらの図の通りです。
  
 

 
 
従来型の製品と比べ、素早い導入・運用ができることに驚かれると思います。
次回以降に具体的な内容をご紹介したいと思います。

今回は以上となります。
ありがとうございました。