HYCUで楽々データ保護
第16回 バージョン4.2.1のリリース - 日本語対応

 
こんにちは、HYCUの吉田です。
 

2021年4月1日にHYCUの新バージョンである4.2.1がリリースされました。
マイナーバージョンの位置付けですが、日本市場にとって極めて重要な「製品の日本語化」を実現しました。初めての製品出荷から4年以内に英語以外の言語として最初に日本語に対応したことをとても嬉しく思います。HYCUにとって日本市場がいかに重要かを表しています。また、表面的な日本語表示ではなく、ログやアラート、ヘルプメニューを含めた完全な日本語対応を実現しています。
 

それでは、製品の日本語表示についてご紹介します。
HYCU製品は事前にOSとバックアップソフトを組み込んだ仮想アプライアンスとして提供しています。この仮想アプライアンスは1種類しか存在せず、英語版や日本語版のように分かれてはおりません。製品使用中にユーザー単位で自由に言語を切り替えることができる仕様になっていますので、ご使用者に合わせて言語を選択してください。
言語の切り替え方法ですが、はじめに管理画面にサインインします。
 

 
ブラウザの言語設定に合わせ、日本語の場合はHYCUサインインページも自動的に日本語になります。
次に画面右上のログインアカウントをクリックし、表示されるメニューから”Update Profile”を選択します。
 

 

 
“Update Profile”ページのLanguage設定でJapaneseを選択し、Saveボタンをクリックします。すると、製品の再起動やログオフを行うことなく、画面表示が日本語に切り替わります。また、次回のサインイン時も日本語設定が維持されます。
 

 
もし言語を英語に戻したい場合は“Update Profile”のページから再度設定を行います。
(※日本語に切り替わっていますので、”プロファイルの更新”ページから言語設定を変更します。)

また、新規にユーザーを追加する場合、プロファイル設定で日本語を既定言語として指定することができます。
 

 
それでは、少し画面を操作しながらどのように表示されるのか見てみましょう。
まず、ポリシー(バックアップのルール)作成の画面を開いてみます。
メニュー表示だけでなく、ヘルプも日本語になっていることが分かります。
一部の機能名は英語のまま残しています。
 

 
次にバックアップジョブのレポートを見てみましょう。
ジョブ内で実行された各タスクについても日本語になっていることが分かります。
 

 
もし、運用時にバックアップジョブが正常に完了しない場合、このレポートを見ることで問題がどこで発生したのか把握できます。

また、HYCUには運用中に発生するイベントをメール通知する機能がありますが、このメール通知の言語を英語または日本語のどちらかを指定できます。
 

 
さて、ここで1つ質問です。HYCUのサポートにトラブルシューティングを依頼することもありますが、その場合、HYCUのサポートエンジニアは日本語のログを調査するのでしょうか?

正解は、英語のログを調査します。こちらのアカウント設定では日本語表示になっていますが、これを英語表示に戻すと、ログも英語になります。
 

 
つまり、製品内部には英語と日本語の両方の情報を保持している為、例えば海外のエンジニアがログを解析する場合でも全く問題ないことが分かります。
 
加えて、操作方法についてユーザーガイド(ヘルプ)を確認したいこともあると思います。その場合、画面右上の [?] をクリックすることでヘルプを表示することができます。このヘルプメニューも日本語になっています。
 

 

 
いかがでしょうか?

市場には日本語対応している製品は多くありますが、HYCUはその中でも優れた日本語化を実現しており、完全な日本語対応に加え、完全な英語も保持することで優れたサポート提供も維持します。
シンプルな操作性で定評のあるHYCUですが、日本語対応となることでより多くのお客様にその操作性がご理解頂けるようになると思います。
 

最後に、今回のバージョン4.2.1で向上した他の機能をこちらに記載します。

  • Nutanix Files 3.8のサポート

  • Nutanix Filesのファイル復元機能の向上

  • Nutanix Objects 3.1のサポート(AWSへのTieringを含む)

  • クラウドへ仮想マシンを移行する際のパフォーマンス向上

  • 物理Windows上のSQL Always On可用性グループをバックアップする際、セカンダリレプリカからのバックアップを指定可能

 
HYCUはフリートライアルをご提供しておりますので、是非お試しください。
 

 
どうもありがとうございました。