Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第145回 「会議参加者リストのアイデンティティラベル機能 ~「未確認」「検証されていない」と表示される場合の対策 ~ 」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社の向井です。
ミーティングプラットフォーム移行後、会議参加者名の下に「未確認」や「検証されていない」などが表示される。というお問い合わせをいただくことがありました。最近、Control Hubからこの表示の設定変更ができるようになりましたので今回はその設定方法についてご紹介します。
■アイデンティティラベル機能について
WebexMeetingsに参加すると、参加者の名前の下に「未確認」や「検証されていない」などのラベルが表示されることがあります。この表示は、ミーティングプラットフォーム移行後に追加された「アイデンティティラベル」というセキュリティ機能になります。この機能が実装された当初、会議参加者リストのアイデンティティラベル表示が一貫されておらず、ゲスト(サインインしていない状態)で会議に参加したユーザーは「未確認」や「検証されていない」というラベルが表示されていました。
会議の参加者は、組織の情報を元に「内部」「外部」「未確認」に分類されます。主催者と同じ組織に所属するユーザーは「内部」と表示され、別組織(所属するControl Hubが別)のユーザーは「外部」と表示されます。また、ゲストとして会議に参加した場合は組織情報と照合できないため、「未確認」の分類になり、「検証されていない」と表示されます。
■アイデンティティラベルを非表示にする方法
アイデンティティラベルはControl Hubから設定変更ができます。デフォルトの設定では、「内部」「外部」のユーザーにはドメインラベルを表示し、「未確認」のユーザーには「未確認」や「検証されていない」のラベルが表示されるようになっています。
管理者は、Control Hubにサインイン後、ミーティング > 設定 > ユーザーラベル の項目から各ラベルの表示設定を変更できます。
以前は上記設定項目がなかったため、「検証されていない」という表示を回避するには、Webexアカウントへサインインいただくしか方法がありませんでしたが、11月のControl Hubアップデートにより設定変更ができるようになっております。これまでは、会議参加時に表示される「未確認」や「検証されていない」という表示が、ゲストの方々に誤解や不快感を与える可能性がありました、快適に会議へ参加できるよう国内多くのパートナーから改善要望があがっていた点が、設定変更が可能になった背景にあります。
もし、組織外とゲストユーザーの判別だけで良い場合は、「ミーティングで未確認ラベルを表示」と「外部ユーザーにドメインラベルを表示」の項目を有効にしていただければ問題ありません。しかし、ゲスト参加者は「検証されていない」と表示されてしまうため、表示名が気になる場合は、設定を無効(非表示)にしていただく方が良いかと思います。
いかがでしたでしょうか。アイデンティティラベルは、主催者だけでなく参加者の画面にも表示されます。社外からの参加者が多い会議を開催する場合は、事前にControl Hubから非表示の設定にしていただければスムーズに会議を利用いただけるかと思います。
下記ヘルプページに会議参加者のステータスについて情報がございますので、こちらも合わせてご確認いただければと思います。
・Webex ミーティングで表示される参加者ラベルをカスタマイズする
・Webex アプリ | 会議参加者の詳細を取得する
最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
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