Cisco 担当者コラム
Cisco・Wireless
Wireless 第23回 「Catalyst9100シリーズ紹介 EWC-AP初期セットアップ編」
前回は、Catalyst 9100シリーズのライセンスについてご紹介させて頂きましたが、
これからは、実際にEWC-APを検証した内容をご紹介させて頂きたいと思います。
第一弾として今回は、初期セットアップについて実際のGUI画面と併せてご紹介致します。
今回のEWC初期セットアップで利用したものは、下記となります。
・ルータ兼DHCPサーバ
・PoEスイッチ(Powerインジェクターであれば、通常のスイッチで代用可能)
・EWC-AP
・管理用PC
・LANケーブル
EWC-APの初期セットアップでは、DHCP環境が必要となりますので、必ず上位のルータ等でDHCPサーバをご用意ください。
今回の検証環境は以下の通りです。
EWC-APは、C9120AXI-EWC-Q(バージョンIOS-XE17.1.1t)で実施させて頂きました。
また、管理用PCについては、下記の通り、IPアドレスは自動的に取得する(DHCPクライアント)設定にしております。
まずは、EWC-APをPoEスイッチにLANケーブルで接続します。
EWC-APが起動するので、そこから約5分後にLEDランプが緑色に点灯します。
その直後にEWC初期セットアップ用SSID「CiscoAirProvision-(MACアドレスの下4ケタ)」の電波が飛ぶので、管理用PCのWi-Fi設定画面から接続します。
その為、IEを一旦閉じてChromeやFireFoxなどのブラウザでhttps://mywifi.cisco.comにアクセスします。
ログイン画面では、ユーザ名に「webui」、パスワードに「cisco」を入力し、ログインをクリックします。
国別コードは日本なので「J4」、ユーザ名は「cisco」、パスワードは「Cisco123」に設定しました。(ユーザ名、パスワードは任意のもので大丈夫です。)
また、ワイヤレス管理設定では、コントローラの管理IPアドレスをDHCPによる動的IPアドレスにするか、固定IPアドレスかを選択できますが、固定IPアドレスの方が管理しやすいので、今回は固定を選択し、IPアドレス「192.168.1.200」、サブネット「255.255.255.0」を設定しました。次にワイヤレスネットワークの追加をクリックします。
ここでは、払い出したいSSIDの設定が可能です。
今回は、SSID名「test-ssid」、ネットワークタイプ「従業員」、セキュリティ「WPA2パーソナル」、事前共有キー「Cisco123」を設定し追加致しました。
因みにネットワークタイプはゲストにするとオープンなゲスト用のSSIDが作成可能です。
従業員を選択するとセキュリティタイプが選択できますが、セキュリティタイプでは他にもWPA2エンタープライズ(外部RADIUSサーバによる認証)等も選択可能です。
今回は、先ほど設定した通り、ユーザ名に「cisco」、パスワードに「Cisco123」を入力し、ログインします。
GUIなので、かなりシンプルな作りになっており、設定自体も簡単でほとんど躓くポイントは無かったかなと思います。ただ、別途DHCPサーバを立てて、EWC-APが動的にIPアドレスを受け取る事ができないといつまでたっても初期セットアップ用SSIDが払い出されないので、上位のルータやスイッチの設定については注意が必要です。
EWC初期セットアップについての詳細は、下記をご参照下さい。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/products/collateral/wireless/embedded-wireless-controller-catalyst-access-points/white-paper-c11-743398.html#ã?¯ã??ã??ã?«
今回は以上となります。
引き続き宜しくお願い致します。
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