IBM Cloudの特徴について

こんにちは。
ダイワボウ情報システム株式会社のIBM Cloud担当の小林です。

第2号となる今回は、IBM Cloudの特徴について、ご紹介したいと思います。

IBM Cloud はオープンテクノロジーを基本に構成されたIBMのセキュアなビジネス向けのクラウドです。
「アプリケーション」、「AI」、「データ」を支えるプラットフォームとして、SaaS、PaaS、IaaSなど様々なサービスが利用できます。

IBM Cloud のインフラは、2013年にIBMに買収された SoftLayer Technologies Inc.のサービス(2005年創業)が基盤となっています。IBMによる買収後から現在に至るまで、IBMクラウドのインフラも支える IaaS として多くの企業様にご利用いただいています。
2016年に PaaSやSaaSのクラウドサービスと統合し、Bluemixに名称が統一されました。そののち、Watsonが加わり、2017年11月にIBM Cloudとしてブランド統合されました。”物理サーバーのラインナップが最も充実している”、”世界中のDC間が接続するグローバルバックボーンを無償で使える”、”VMware、OpenShift、SAPが利用できる”など他のクラウドにはない特徴があります。

IBM Cloudにおける最近のアップデートを抜粋したものを以下に紹介します。

1.VPC Generation 2

・従来のClassic Infrastructureとは別に、次世代機を利用したインフラ資源の提供
・最大80Gbpsの高帯域仮想サーバーが利用可能に
・数十秒でプロビジョニングが完了
・Classic Infrastructureや他アカウントのVPCとの相互接続も可能に

2.AIX、IBMiが利用可能に

・x86アーキテクチャーだけでなく、Powerアーキテクチャーのサーバーもサポート
・仮想環境をLPAR上に提供し、オンプレミスと同様に、アフィニティールールやVM pinningポリシー(non, soft, hard)も設定可能
・NVMeベースのフラッシュストレージや、Flash Copy技術もサポート
・もちろん、既存のIBM Cloud環境との接続(private NW通信)も可能

3.Managed OpenShift

・Red Hat社の買収
・最新のKubernetesだけではなく、OpenShiftもManaged環境で利用可能に。Master nodeは課金なしでIBM Cloudが管理。
・東京リージョンでもGA済み
・IBM Cloud Paksもオプションとして導入可能。

4.分散クラウド対応

・オンプレミスにもIBM Cloudのサービスを展開できるIBM Cloud Satelliteをベータ提供開始
・IBM Cloudでも、オンプレでも、
あらゆるクラウドでも、エッジでも、Cloud Paksも、OpenShiftがあるところならどこでもIBM Cloud上のサービスを展開可能。

5.VMware on IBM Cloud

・NSX-Tサポート
・vSAN Stretched Clusterサポート
・従来の物理サーバー専有(月額課金)に加えて、1VM/1時間から始められるVMware Solutions Sharedの提供を開始
・SAP対応HWの拡充
・金融業界特化型VMware SDDC環境(IBM Cloud for VMware Regulated Workloads)の提供を開始

6.大阪リージョン

・大阪PoP(アクセス拠点)開設
・大阪データセンターは近々開設予定
・東京リージョンと大阪リージョン間の通信はプライベートネットワークとして利用可能
(従来のIBM Cloudのウリはそのまま!)

★IBM様の方で提供されているこちらのIBM Cloudブログもご参考ください!★

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