AWS 第9回『Amazon FSx for Windowsのよくあるご質問とお客様の課題』

こんにちはクラテクと申します。
今回は前回ご紹介させて頂いた、「Amazon FSx for Windows 構築メニュー」のご提案時によくある、Amazon FSx for Windowsの機能についてのご質問とお客様の課題についてまとめましたのでご紹介させて頂きます!

構築メニューって何???という方は、前回の「ファイルサーバのAWS移行をスムーズに実現する構築サービスメニューのご紹介」をご確認ください。
まずは、下図の4つのAmazon FSx for Windows(FSx)よくあるご質問と回答のポイントをご紹介いたします。


一つずつ補足致します。まず①ですが、仮想サーバのEC2を利用する場合、Windows Serverの運用管理、バックアップや冗長構成などを検討いただく必要があります。対してFSxの場合はそれらをAWSが機能として提供していますので、管理工数を大幅に削減することができます。

次に②です。仮想サーバのEC2とFSxには、それぞれメリットが異なり、構築における「自由度」と「管理工数」のトレードオフ関係にあります。仮想サーバのEC2は自由度が高いのがメリットです。FSxは「管理工数」を抑えることができるのがメリットです。ご要件に応じて最適なパターンをご選択いただければと思います。

次に③です。現在ご利用中のファイルサーバがActive Directoryを利用して権限管理等を利用している場合、FSxはWindowsのファイルサーバですので、ご利用方法はこれまで通り、ADを使った権限管理も同様に同じ使い勝手でご利用いただくことができます。

最後は④です。既存のオンプレミスのNASの場合、物理的なハードウェアである以上、故障なども経験されているかと思います。FSxはクラウド上で構築されているため、物理的なハードウェアをメンテナンスすることなく運用いただけます。

次に下図の4つのお客様の課題とAmazon FSx for Windows(FSx)による解決のポイントをご紹介いたします。

こちらも一つずつ補足致します。

まず①ですが、FSxをご利用頂きますと、いつでも容量の追加、性能の増減ができます。つまり必要な時に必要な分だけ柔軟に変更頂くことが可能です。

次に②です。FSxはAWSがインフラストラクチャを管理するマネージドサービスであるため、ファイルサーバ運用の多くをオフロードできます。またAWS Backupとの連携や、クラウドならではの柔軟性・拡張性で変化するニーズに容易に対応することが可能です。

次に③です。マネージドサービスによる自動アップデートにより常に最新のアーキテクチャを利用頂けますので、ハードウェアのライフサイクルの問題から解放されます。つまりハードウェア更改の度に発生する「高額な初期費用」や「データ移行」に悩まされることもございません。

次に④です。バックアップにWindows のVolume Shadow Copy Service を利用することができます。バックアップは、イレブンナイン(99.999999999%)の耐久性を誇るAmazon S3サービス 内に保存されます。もちろん、ファイル単位のリストアも可能です。さらにマルチAZ構成とよばれる冗長構成を利用することで、高可用性を容易に実現することが可能です。必要な対策レベル、コスト等、ご要件に応じて最適な構成を選択頂けます。

如何でしたでしょうか。Amazon FSx for Windows(FSx)ご興味ありましたら是非一度担当営業までお問い合わせください!
以上、最後までお読みくださりありがとうございました。

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