マルチクラウド 担当者コラム
マルチクラウド・Azure
Azure 第14回 『Azure Static Web Apps で静的Webサイトを構築(前編)』

Azure Static Web Apps とは
Azure Static Web Apps は、Githubなどのコードリポジトリから、Azure にWeb アプリを自動的にビルドしてデプロイするサービスです。
用途としては、「個人用ブログ」「簡易的なコーポレートサイト」などが考えられます。
動的な処理が必要な場合は「Azure functions」と組み合わせることで実装可能になります。
今回行うこと
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ローカルでアプリ作成(前編)
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ローカルとGithubを連携(前編)
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GithubからAzure Static Web Apps へデプロイ(後編)
構築に用いたもの
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Githubのアカウント
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Azureのアカウント
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VSCode
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VSCodeの拡張機能
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Git
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Azure Staic Web app
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Docusaurus
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Node.js
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Yarn
ローカルでDocusaurusをデプロイ
前提条件
項目 | 内容 | 参考 |
NVMのインストール | v14.X 以上の Node.jsが必要 | Node.jsのバージョン管理ツール nvm の使い方-ラボラジアン |
yarnのインストール | v1.5 以上の Yarn が必要 | yarnをインストールする-Qiita |
アプリの作成(クライアント)
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任意の場所に「docusaurus」というフォルダを作成します
mkdir docusaurus
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コマンドプロンプトを立ち上げ、作成したフォルダに移動します
cd <作成したフォルダへのパス>
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次のコマンドを実行します
npx create-docusaurus@latest website classic --typescript
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上記コマンド完了しますと下図ように「website」のフォルダが作成されます
サーバーの立ち上げ(クライアント)
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コマンドプロンプトにて「website」のフォルダに移動します
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以下のコマンドを実行します
yarn start --port 3333
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コンパイルが終了したら以下のURLにアクセスします
http://localhost:3333/
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アクセスすると下図のように表示されれば完了になります
リポジトリを作成する
リポジトリの作成(Github)
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Githubを開きます
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「New Repository」を選択します
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リポジトリ名:docusaurus
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「プライベートリポジトリ」を選択します
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「リポジトリの作成」を選択します
Githubにプッシュ(クライアント)
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コマンドプロンプトを開き「website」のフォルダに移動します
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下記コマンドの[URL]を自分の値に書き換えます
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下記コマンドを実行します
git init
git add .
git commit -m “first commit
git remote add origin [URL]
git branch -M main
git push -u origin main -
実行完了しますと下図のようにGithub上にアップロードされます
まとめ
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前編では下準備として「ローカルにアプリのデプロイ」と「Githubとの連携」を行いました
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後編では今回作成したアプリを「Azure Static Web Apps」にデプロイします
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今回は静的Webサイトとして、Reactベースの「Docusaurus」を使用しました
- 参考:ドキュメント作成ツールの決定版!Markdown + React の体験を Docusaurus で (zenn.dev)
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