AWS 第24回『AWSパブリックIPアドレス料金改定について』

こんにちは、DIS AWS推進チームです。

今回は、2024年2月1日より料金改定されるパブリックIPアドレスについてご紹介いたします。
現状ご利用しているパブリックIPv4アドレスも2024年2月1日より料金が発生いたしますので、新旧の料金表を下記でご確認ください。

No. パブリックIPアドレスのタイプ 現在料金/時間(USD) 新料金/時間(USD)
(2024年2月1日より適用)
VPC内のリソースや ※1に割り当てられた使用中のパブリックIPv4アドレス 無料 0.005
起動中のEC2に割り当てられた追加(セカンダリ)のElastic IPアドレス 0.005 0.005
アカウント内の未割り当てのElastic IPアドレス(割り当てたEC2停止中) 0.005 0.005

※1:Amazon Global Accelerator、AWS Site-to-Site VPNトンネルに割り当てられているIPv4アドレス
※ Lightsailは、今回の料金改定の影響は受けません。

構成例はこちらになります。

<計算例>
パブリックIPv4アドレスを1個利用した場合

1ヶ月 3.65 USD(1ドル150円計算の場合 547円)
1年 43.8 USD(1ドル150円計算の場合 6,570円)

パブリックIPv4アドレスの使用状況は「Public IP insights」を利用することで、簡単に利用中のパブリックIPv4アドレスを確認することが可能です。

円グラフで利用中のパブリックIPv4アドレスを確認することができます。
また、下記のように一覧でも確認することもでき、ソートを掛けて任意のIPアドレスを確認することも可能です。

【パブリックIPアドレス一覧】

※各IPアドレスが新旧表①~③のIPアドレスタイプとなります。

上記図の場合、料金は下記になります。 ※1ドル150円計算の場合
旧料金:0.005 USD×2(パブリックIPv4アドレス)=7.3 USD(730時間/月)=1,095円
新旧料金表:②×1個分、③×1個分の料金

新料金:0.005 USD×3(パブリックIPv4アドレス)=10.95 USD(730時間/月)=1,642円
新旧料金表:①×1個分、②×1個分、③×1個分の料金

「Public IP insights」の利用料は無料でご利用することが可能です。
注意点ですが、1つのリージョンのみ表示をしているので、複数リージョンでパブリックIPv4アドレスを利用している場合はリージョンを切り替えて確認してください。

今回、パブリックIPアドレスの料金改定についてまとめてみました。ご紹介した「Public IP insights」をうまく活用し不要なIPアドレスを整理していただきコスト削減に繋げましょう。

参考URL:

マルチクラウドの記事