株式会社 パトライト

製品の導入効果を体験できて商談の場にもなる 
パトライトの提案型ショールーム「東京IoTラボ」 
-製造業、オフィス、BCPなど幅広い事例を用意- 


パトライト ソリューション提案型ショールーム「東京IoTラボ」
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製造業の人手不足を打破すべく、IoT機器などを導入し、機器の故障予知や工程管理を行う企業が増えています。一方で、導入後のイメージが湧かず、IoT機器の導入に踏み切れない企業が多いのも実情です。そうした企業に向けてパトライトは、兵庫県の三田工場でIoT製品を展示して実際に導入効果を体験できる「魅せる化工場見学」を実施しています。そして新たに関東圏の企業に向けたソリューション提案型のショールーム「東京IoTラボ」をオープンしました。

関東圏エリアでも施設見学が可能に

 パトライトは、信号灯や回転灯などをはじめとしたシグナル機器を主軸製品として開発・提供する1947年創業の老舗メーカーです。製造現場の生産性向上のため、無線技術を活用したIoT機器の開発にも注力しており、2010年には、同社の信号灯に送信機を取り付けるだけで設備の稼働状況を可視化できるワイヤレス・データ通信システム「AirGRID WD」の提供を開始しています。異常を知らせる用途で使用していた信号灯を、稼働状況を記録するIoT機器として活用できる手軽さから、AirGRID WDは約1,600以上の事業所で導入されています。



 その一方で、IoTの導入を検討する企業の中には、「どこに」「どんな設備を」「どのように活用すればいいのか分からない」といった状況で導入に踏み切れないなどの課題を抱えるケースもあります。そうした企業に向けてパトライトが実施しているのが、AirGRID WDを導入した製造現場を再現し、実際に稼働しているソリューションを体験できる「魅せる化工場見学」です。

 信号灯の色で稼働/非稼働を通知し、設備ごとの正確な稼働率を把握して時間ロスの短縮が図れる稼働管理システムや、スマートウォッチと連動し、積荷が作業台に溜まると信号灯の点灯と通知を行う遠隔監視システムなどさまざまなシステムを体験できます。

 魅せる化工場見学は、2018年から兵庫県の三田工場で開催しており、1年間で約337社が見学に参加するなど大きな反響を呼びました。工場見学に参加した企業からは、「自社の製造ラインの改善に役立てられそうだ」「導入のイメージが持てた」といった声が寄せられ、製造現場のIoT機器の導入のきっかけとなっています。

 多くの企業が参加する中、魅せる化工場見学のネックとなっていたのが施設の場所です。東日本エリアなど遠方の企業にとっては、三田工場まで足を運ぶのは難しい場合もありました。そこでパトライトは、西日本エリアだけではなく、東日本エリアもカバーするため、2019年に新たに東京都品川区大崎にソリューション提案型のショールーム「東京IoTラボ」をオープンしました。

分析管理システムなど九つのコンテンツを用意

 東京IoTラボ見学プログラムは、三田工場のプログラム内容と同様、パトライトの会社概要やIoT機器の説明/活用方法を紹介するセミナー(約30分)、三田工場に導入したIoT製品の活用事例などを紹介する動画説明(約30分)、東京IoTラボ施設内の見学(約30分)、質疑応答(約30分)の約2時間で構成されています。パトライトのIoT機器を導入したことのない企業でも、セミナーや動画紹介、事例などを通してパトライト製品の魅力を体感できる充実した内容となっています。



 施設内の見学は、製造業向け、オフィス向け、BCP対策向けといったさまざまな分野に対応した九つのコンテンツを用意しています。製造業向けのソリューションでは、三田工場で展示している稼働管理システムや遠隔管理システムに加え、AI分析ツールと連携して読み込んだバーコードデータを数値化して取り込むシステムなどを実際に体験できます。



 オフィス向けには、サーマルカメラと連動して発熱者を検知するとランプの点灯で通知を行うシステムやBCP対策向けに光・音・文字で災害情報を通知するシステムなども用意しています。



 参加者は、九つのコンテンツの中から三つを選択して見学が可能です。資料だけではイメージが湧きづらいソリューションも擬似体験することで導入後のイメージもしやすくなるでしょう。施設内で見学できるソリューションは定期的に入れ替えを行う予定となっており、何度訪れても新しいソリューションを体験することができるのも特長です。


商談の場としても活用できる

 東京IoTラボに販売パートナーがエンドユーザーを連れて見学に参加するというケースもあります。提案書では伝わりづらかったことも動くカタログとしてソリューションを見せることで提案しやすくなるでしょう。商談の場としても東京IoTラボは活用できます。

 また、見学に訪れた販売パートナーからは「サーマルカメラとパトライト製品を組み合わせた提案など従来とは違った切り口を見いだせた」など新たな気付きもあったという声も多く寄せられています。

 東京IoTラボは完全予約制でWebサイトからの申し込みが可能です。毎週水曜日と金曜日の10時または14時に開催しています(2021年1月時点では、新型コロナウイルスによる感染拡大の影響により、来訪見学ではなくZoomを活用したオンライン見学のみを実施しています)。三田工場の魅せる化工場見学も随時行っています。



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