Animal Detection(動物検知)

機能概要

Animal Detection(動物検知)は、AI技術を活用し、Verkadaカメラの映像に映る動物(鳥類・小動物・中型動物・大型動物など)を自動で検知・解析します。
これにより、ほぼリアルタイムでアラート通知が可能です。
さらに、録画映像の検索を効率化し、日中から夜間まで敷地の状況を継続的に可視化できます。

Animal Detection(動物検知)機能は、2025年11月13日(米国西海岸時間)より全てのVerkadaコマンドオーガナイゼーションでご利用可能になりました。

主な特長

動物の動きやライン横断を自動検知

  • カメラ画角内での動物の移動や、設定した任意ラインの横断をAIが自動検知し、通知を送信(VerkadaスマートフォンアプリやEメールなど)

過去映像からの検索機能

  • 動物検知イベントを録画映像から効率的に検索可能。

追加機器不要の標準機能

  • Animal Detectionは基本機能として標準搭載。追加デバイスやシステムは不要。

暗所対応のナイトモード

  • 赤外線(IR)LEDを使用したナイトモードで、夜間や暗所でも動物検知に対応。

スピーカーホン連携

  • Verkadaスピーカーホン(BZ11)との連携により、検知時に警告音や威嚇音を自動再生可能。

注意事項

  • 現時点では、動物の個体や種類を判別、限定して検知することはできません。
  • 検知精度は、設置環境等により影響を受けます。

利用シーン

工場・倉庫

危険動物の侵入検知

農地

野生動物による作物被害防止

商業施設・観光地

駐車場や搬入口の安全対策・危険動物警告

検証

Animal Detection(動物検知)の機能提供に伴い、Verkadaは長野県の商業施設において実証的に運用を行いました。
施設の担当者は次のようにコメントしています。
「これほど多くの野生動物が、夜間に敷地内へ出入りしていたとは思いませんでした。キツネやイタチの通り道も把握できましたし、暗闇にいたツキノワグマも検知できたため、今後はお客様、従業員の安全対策としても活用できそうだと感じています。」

観光業や宿泊業など、人の出入りが多い場所でも、害獣対策や安全対策として活用が期待できます。
また、Verkadaカメラにはこの機能が標準搭載されているため、防犯用途とあわせて利用でき、導入のハードルが低い点も大きな強みです。

動物モーション検索ページの抜粋

赤外線照射により暗闇にいるツキノワグマを検知

ツキノワグマを検知した際のアーカイブ映像

夜間でも鮮明に様子を確認できる

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