Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第18回 「簡単ワイヤレスのコンテンツ共有!Cisco Webex Room Kitではプロキシミティを活用しよう!」
こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。
前回までは、徹底的にRoom Kit Miniについてご紹介してきました。カメラ/マイクなど紹介してきましたが、Cisco Webexビデオ会議端末には共通してご利用いただける便利な機能がいくつかございます。そこで今回からは活用編として、Webex全般の使い方や注意事項をご紹介していきたいと思います。その中でも今回は私も良く利用しているプロキシミティという機能をご紹介します。
プロキシミティとは
Webexビデオ会議端末には、PCやスマートフォンなどのユーザデバイスを近づけた際に自動的にユーザデバイスを認識し、ペアリングしてくれる機能が搭載されています。このユーザデバイスが近づいただけでアクティブになる一連の機能をCisco インテリジェントプロキシミティといいます。
プロキシミティを利用することで、Webexビデオ会議端末とユーザデバイスの接続が非常に簡単になり、例えば、Webexビデオ会議端末が繋がっているディスプレイにわざわざHDMIを伸ばさなくてもPCの画面共有が行えるようになります。
プロキシミティの仕組みをざっくりと説明しますと、Webexビデオ会議端末とユーザデバイスは直接つながっているわけではなく、実際にはWi-Fiなど無線LANを経由して端末と通信を行っています。Webexビデオ会議端末は人間には聞こえない“超音波”を利用してユーザデバイスを認識します。超音波による認識を終えると自動でユーザデバイスに接続しにいくという仕組みです。特にネットワークの設定をいじる必要はありません!
従いまして、プロキシミティの機能がONになっていたとしても、ユーザデバイスがネットワークに接続できていないとプロキシミティの機能は利用できません。またプロキシミティはクラウド登録している端末のみ有効となりますので、その点は注意が必要です。
会議の“質”を向上
さて、実際の使用場面を考えてみましょう。会議を行っているときに「画面共有したいのでHDMIこっちにください。」「VGAケーブルありますか?」など資料共有に苦労した経験はございませんか?誰かの手を借りるというのも申し訳ない感じがありますよね。
プロキシミティの機能を使えば、「画面もらいますね」と言ってユーザが主体的に画面共有を行えるようになります。すごくスマートですよね!会議も円滑に進むこと間違いなし!働き方改革に向けた業務改善にはうってつけの機能だと思います。
CiscoインテリジェンスプロキシミティはWebexビデオ会議端末側ではデフォルトでONになっています。つまり、Webexビデオ会議端末が設置してある会議室であれば、それに対応したユーザデバイスさえあれば、いつでも誰でもプロキシミティが利用できます!
では、ユーザデバイスにはどのような設定が必要なのでしょうか?
簡単です。Cisco Webex Teamsアプリをデバイスにインストールするだけです!
Cisco Webex TeamsはPCにもスマートフォンにもインストールできる無料のビジネスチャットツールになります。Webex Teamsは以下のインストールしていただけます。
https://www.cisco.com/c/ja_jp/solutions/collaboration/webex-teams.html#~trial
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