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Collaboration 第48回 「Cisco Webex Meetings 新機能 ブレイクアウトセッションのご紹介 ~ その1 ブレイクアウトセッションの始め方 ~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&サポート株式会社でCisco Collaborationの担当エンジニアをしております斎藤です。

先日、WBS40.9がリリースされ、さまざまな新機能が追加されました。その中でも注目度が高い機能は、「ブレイクアウトセッション」ではないでしょうか。これまでは、Webex Trainingのみ利用できた機能ですが、ついにWebex Meetingsでも利用できるようになりました。そこで今回は「ブレイクアウトセッション」の始め方と利用時の注意事項についてご紹介させていただきます。最後まで是非ご覧ください。

ブレイクアウトセッションとは?

ブレイクアウトセッションとは、セッションを分割する機能です。イメージとしては、会議を区切るというよりも、メインの会議室とは別に小さな会議室を用意するようなものになります。別の会議室に参加するので、セッション間で会話やコンテンツなどは共有されません。これによって、例えば、会議途中に担当者だけで会話する場を設けたり、Web研修の途中でグループワークを始めたり、といった活用ができるようになります。

ブレイクアウトセッションは、以前までWebex Trainingのみで利用できる機能でしたが、今回のアップデートによって、Webex Meetingsでも利用できるようになりました。また、Webex Trainingのブレイクアウトセッションでは、ビデオの送受信ができない仕様となっておりましたが、Webex Meetingsのブレイクアウトセッションではビデオの送受信も行えるようになりました!その為、Webex Meetingsのブレイクアウトセッションの方がより使い易い仕様になっていると思います。
そんなブレイクアウトセッションの利用条件ですが、デスクトップアプリのバージョンがWBS40.9以降にアップデートされていることが条件となります。まずはご利用中サービスのバージョンを確認しましょう。PCでデスクトップアプリをご利用されている場合は、「設定(歯車マーク)」>「バージョン情報」の順にクリックいただくことで確認可能です。
では次に、ブレイクアウトセッションの利用手順をご紹介します。

ブレイクアウトセッションの始め方

それでは早速ブレイクアウトセッションをやってみましょう。今回は例として、主催者1名、参加者3名の会議を参加者3名のみをブレイクアウトセッションで区切ってみます。
まず、ブレイクアウトセッションは、メニューバー「ブレイクアウトセッション」から「ブレイクアウトセッションを有効にする」をクリックすることで使用可能になります。注意点としては、ブレイクアウトセッション機能が使えるのは主催者(ホスト)のみとなります。参加者(出席者)の画面にはブレイクアウトセッションタブは表示されませんのでご注意ください。
ブレイクアウトセッションを有効にしますと、画面下部のパネル部分に「ブレイクアウトセッション」のボタンが出現します。ブレイクアウトセッションを開始するには、こちらのボタンをクリックします。
クリックしますと、「ブレイクアウトセッションの割り当て」ページが出てきます。こちらでセッションをいくつに分割するかを入力し、「割り当てを作成」をクリックします。慣れないうちは「自動」を選択しおく方がよいと思います。
次に、セッションの割り当てと設定を確認します。こちらの確認が完了しましたら、「ブレイクアウトセッションを開始」をクリックすることでセッションを開始することができます。今回は、参加者3名のみをブレイクアウトセッションで区切る想定なので、設定はそのままで「開始」をクリックしますが、参加者1人1セッションで区切ったり、主催者もブレイクアウトセッションに参加させたり、することも可能です。
主催者が「ブレイクアウトセッションを開始」をクリックしますと、参加者の画面には「ブレイクアウトセッションが開始されました」というポップアップが出現します。こちらで「参加」をクリック・タップすることでブレイクアウトセッションに参加することができます。
ブレイクアウトセッションが開始しますと、主催者の参加者ページが、「メインセッション」と「ブレイクアウトセッション」に分かれます。参加者には、ブレイクアウトセッションの参加者のみが表示されます。これでセッション内のみでコンテンツが共有される状態となります。
ブレイクアウトセッションを終了する際は、ブレイクアウトセッションの割り当てページから、「すべてのブレイクアウトセッションを終了」をクリックすることで、終了させることができます。
終了時にはデフォルトで60秒のマージンが設定されておりますので、出席者は60秒経過したのちにメインセッションに復帰します。
以上が、ブレイクアウトセッションの一連の利用手順になります。

今回は区切りが良いのでここまで、とさせていただきます。いかがでしたでしょうか?簡単にブレイクアウトセッションが利用できることがお分かりいただけたのではないかと思います。次回は、より詳細な設定方法や制限事項について詳しくご紹介させていただきます。

最後までご覧いただきありがとうございました!
引き続きよろしくお願い致します。

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