Collaboration

Collaboration 第61回 「Webex Desk Proのイマーシブシェア(プレゼンタ合成)を使ってみた!」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。

Webexのデスクトップ型デバイス「Desk Pro」では、イマーシブシェア(Immersive Share)という新しい画面共有方法が利用できることはご存じでしょうか?イマーシブシェアとは、共有画面の映像内にプレゼンタ(ビデオ映像)を合成して共有する方法で、通常の資料共有では得られない臨場感を演出することができる機能です。今回はその方法についてまとめたいと思います。最後まで是非ご覧ください。

イマーシブシェア(Immersive Share)とは?

イマーシブシェアはプレゼンタを共有画面内に合成する新しい共有方法です。従来ピクチャーインピクチャーと呼んでいた方法ですが、仮想背景と組み合わせることで、本当に人が映像内に入り込んでいる(埋め込まれている)ような映像を作り出すことができます。
よくゲーム実況などで使われている映像ですが、特に専用の映像ソフトウェアを使用することなく、Desk Proがあればすぐにプレゼンタ合成が可能になります。では早速Desk Proのイマーシブ共有の手順を試してみたいと思います。

Desk Proのイマーシブシェア手順

イマーシブシェアは会議中の画面共有で利用することができます。つまり、イマーシブシェアを利用するには、まずはDesk Proで会議に参加する必要があります。会議に参加していない状態では、イマーシブシェアを利用することはできませんのでご注意ください。
今回は下記のような構成でイマーシブシェアを行います。

会議参加中であれば、プレビュー画面でイマーシブシェアの確認ができます。まずは、HDMIまたはUSB-Cケーブルは使用して、Desk ProとPC1を接続します。するとDesk Proの画面内にPCのデスクトップ画面がプレビュー表示されますので、こちらを拡大します。
プレビュー表示を拡大しますと、左下に共有画面の設定ボタンを表示されます。そちらの「イマーシブシェア」ボタンをタップします。
タップしますと、イマーシブシェアの設定画面が表示されますので、四つ角のどの部分にプレゼンタ映像を合成するかを選択し、最後に「プレゼンテーションの前面に表示」をタップして有効化します。
そうしますと、PC1のデスクトップ画面内にプレゼンタ映像が合成されて表示されます。この状態ではPC2に共有されておりませんので、映像に問題がなければ「コール内共有」をタップしてPC2画面でイマーシブシェアが表示されること確認します。
以上がイマーシブシェアの利用手順になります。この手順からも非常に簡単にプレゼンタ合成が可能であることがお分かりいただけるかと思います。

イマーシブシェアを使ってプレゼンテーションを行うことで、参加者の臨場感を高めることができます。注意点としては、プレゼンタが共有資料内に映ってしまうので、資料が一部見えなくなってしまいます。特にパワーポイントのスライドショーを使う場合、デフォルトではスライドショーが全画面表示となる為、資料の一部をイマーシブシェアように空けておく必要があります。回避方法として、プレゼンテーションのちょっとしたテクニックなのですが、スライドショーは設定で「ウインドウ表示」に変更することが可能です。そうすることで、資料の修正なくプレゼンタ表示箇所を確保できますので、こちらの方法で是非イマーシブシェアをご活用いただければと思います。
今回は以上となります。本来、映像にプレゼンタを合成して表示するには、専用のソフトウェアが必要であったり、一旦録画した映像を編集したり、といった手間がありますが、Desk Proのイマーシブシェアであれば、特に設定やソフトウェアを必要なく、リアルタイムで簡単にプレゼンタを合成することができます。イマーシブシェアは将来的にPCのWebexアプリでは利用できるようですが、現在のところ明確なリリース時期は発表されておりません。イマーシブシェアをご活用いただくことで参加者の興味を引くプレゼンテーションが実現でき、Desk Pro特有の機能となっておりますので、Desk Proのご提案においては、是非イマーシブシェア機能もご紹介いただければと思います!

最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

カタログDL等、iDATEN(韋駄天)ログインが必要なコンテンツがございます。
必要に応じて、ログインしてご利用ください。
iDATEN(韋駄天)のご利用に関してご不明点があるお客様は こちら をお読みください。

Ciscoの記事