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Collaboration 第65回 「新しいWebex Eventsのご紹介 その4~新Eventsの登録制(承認制)設定手順~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。

前回、新Eventsを使ったウェビナーのスケジュールと開催、参加の手順についてご紹介しましたが、登録制の設定についてはご紹介しませんでした。新Eventsの登録フォームはカスタマイズが簡単で使いやすい仕様になっていますので、今回は、新Eventsスケジュール時の登録制の設定手順についてご紹介します。最後まで是非ご覧ください。


新Eventsの登録制設定について

Webexではミーティングを事前登録制(承認制)にすることができ、特定の参加者だけを承認したり、逆に参加してほしくないユーザをブロックすることができます。承認された人だけが参加できるようになる為、例えば参加URLが不意に転送や展開されてしまったとしても、登録・承認されていないユーザ(メールアドレス)は会議接続時にブロックできます。
会議やウェビナーのセキュリティを担保する上で、登録制の設定は重要になります。新Eventsでも登録制設定が可能となっておりますので、早速その手順を確認してみたいと思います。

登録制の設定は、「詳細設定を表示する」の「スケジュールオプション」から行います。「スケジュールオプション」が開けましたら、登録の「必須」をクリックでチェックすることで、登録制を有効にすることができます。
有効にしますと、登録フォームの設定が表示されます。次に「登録フォームのカスタマイズ」をクリックしますと、登録フォームのカスタマイズ画面が表示されます。登録フォームでは、参加者は「氏名」と「メールアドレス」の入力が必須になります。それ以外の情報を取得したい場合は、左側のテンプレート項目から質問を追加いただくか、「カスタマイズした質問を追加する」から独自の質問を追加します。
今回は例として、テンプレートから「会社名」と「役職」を追加し、独自の質問から「Webexの提案・導入時期の確認」を追加した登録フォームを設定してみます。

「会社名」「役職」はテンプレート項目から該当項目をクリックするだけで追加できます。独自質問の「Webexの提案・導入時期」については、テンプレート項目にありませんので、「カスタマイズした質問を追加する」から新規で質問を追加します。今回は4択の単一回答を想定していますので、方式は「ラジオボタン」を選択し、「回答の追加」をクリックして回答を4択に増やします。
その後は、質問・回答内容を編集し、「追加」をクリックすれば独自の質問は完成です。こちらの登録フォームで問題がなければ、最後に「保存」をクリックします。登録フォームの内容は、「フォームプレビュー」からも確認が可能です。
登録フォームのカスタマイズが完了しましたら、承認ルールの設定をします。特に承認ルールの設定をする必要がない場合は、「自動承認」を選択しますが、この場合、参加者が登録を完了すれば即座に招待メール(参加URL)が送付されます。承認ルールの設定には、「承認ルールをセットアップ」をクリックして、セットアップのウインドウを開きます。
今回は例として、特定のメールドメイン(@pc-daiwabo.co.jp)を自動承認する設定にしてみます。参照する値がメールアドレスなので「メール」を選択し、キーワードに「pc-daiwabo.co.jp」を入力します。入力後、「ルールの追加」をクリックすることで、pc-daiwabo.co.jpのユーザは自動承認されるルールが追加されました。内容に問題がなければ「保存」をクリックします。
これで登録制の設定は完了です。改めて日時などを確認し、「スケジュールする」をクリックしますと、イベント開催ページに移行します。
登録制にしていないイベントでは、主催者(ホスト)に参加者転送用の招待メール(参加URL)が送付されますが、登録制にした場合には、参加者転送用の登録メール(登録フォームURL)が送付されます。参加者にはこちらの登録メールを転送します。
次に参加者の登録制イベントへの登録・参加の手順を確認します。

新Webex Eventsに登録・参加する

参加者は転送された登録メールの「登録」をクリックしますと、主催者が作成した登録フォームのページにリダイレクトされます。PCやスマートフォン等で必要項目を全て入力し、「送信」をクリックしますと、承認ルールに則って承認または保留の状態となります。
主催者はイベント開催ページの「登録管理」から登録したユーザのステータスを変更することが可能で、主催者に承認されたユーザには、招待メール(参加URL)が送付されます。
以降の参加手順は前回ご紹介した内容と同じになりますので、参加URLからの参加手順を確認したい場合は前回内容をご参照ください。

ちなみに、登録をせずに参加URLをクリックした場合の挙動ですが、承認されていないメールアドレスを入力した場合は、「登録してください」という画面が表示されます。また参加を拒否しているメールアドレスを入力した場合は「拒否されています」という画面が表示され、いずれも参加URLだけではイベントに参加できないようになっており、これで安心してウェビナーを開催することができます。
いかがでしたでしょうか。新Eventsでも、登録制の設定をすることで、簡単に第三者からの参加をブロックすることができます。「セキュリティが強固」というのはWebexのセールスポイントの一つですので、本内容をぜひEvents提案に活かしていただければと思います。

今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。

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