Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第114回 「2023年度 Webex Meetings ライセンス 最新 クラウド録画容量事情」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。
Webex Meetings ではクラウド録画が利用いただけますが、録画容量(ストレージ容量)は契約プランや本数によって変動する仕様となっています。こちら容量に関して、(知らぬ間に)アップデートがされているようで、契約プランリリース当初と比較して、録画容量が増えていたり、新しいオプションが追加されていたりします。そこで今回は、Webex Meetings の最新の録画容量事情についてご説明したいと思います。最後まで是非ご覧ください。
契約プラン毎の最新の録画容量
現行のWebex Meetingsのライセンスは、主にFLEX2.0(A-FLEX)とFLEX3.0(A-FLEX-3)の2種類の提供プランがございます。これらのプランの主な違いの一つに録画容量の違いがございました。特に録画オプションに関しまして、これまで「無制限オプション(Content Management)」はFLEX2.0のみで提供可能なオプションでしたので、容量無制限が必要な場合はFLEX2.0、容量は少量で良い/調整したいという場合はFLEX3.0、といった場合分けが発生しておりました。こちらの点に関して、実は今年度になってFLEX3.0でも「無制限オプション(Content Management)」オプションが構成できるようになりました!これで容量無制限の要件であってもFLEX3.0がご提案いただけるようになり、従来通り「100GB/500GBの追加ストレージ」はございますので、FLEX3.0の方がより柔軟な選択がいただけるプランになっていると思います。型番で申しますと、「A-FLEX-CONTENT-MGT」というオプションがFLEX3.0でも追加できるようになっております。ただし、本数に関しましては(FLEX2.0同様)、Meetingsライセンスの本数分が必要になります(自動で数量決定される)ので、1式だけ追加では無制限にならない点はご注意いただければと思います。
そして、もう一つ地味なアップデートがございまして、実はFLEX2.0の標準録画容量がアップデートされております。旧来まで、FLEX2.0はライセンス何式契約しても10GB固定容量、FLEX3.0はライセンス本数×1GBの変動容量、という差分でご案内していたのですが、現在FLEX2.0も10GBの固定容量に加えて、1GBの変動容量が付与されるように仕様が変更されました。(具体的な時期は不明ですが、昨年度から仕様変更がされたようです。)
構成(明細)面で申しますと、FLEX2.0の構成時に、以前から自動組込(0$)されていた固定10GB(A-FLEX-WX-STG)に加えて、新たに1GB/本数(A-FLEX-NBR-STG)が組み込まれるようになっております。とはいえ、1ライセンスの標準録画容量はFLEX3.0の方がもともと少ない仕様でしたので、提案活動においての変更点は特にないとお考えいただいて問題ないと思います。
まとめますと、今後の提案において、基本的にFLEX3.0プランをご提案いただければ間違いないと思います(容量無制限をご希望のお客様にも対応可に!)。ただし、どうしても1、2式程度の少数ライセンス構成において、なるべく録画容量を確保したい、という場合は、FLEX2.0プランが最適になりますので、そういった要件に限りFLEX2.0プランも合わせてご提案いただければと思います。
なお、1録画でどのくらいの容量を消費するのかについては、おおよそ1時間あたり平均100MB程度になります。FLEX3.0のMeetings1ライセンスに付与される標準ストレージ1GBでは、約10時間はクラウド上に録画保存できるということになりますので、容量選定の際の参考にしていただければと思います。詳細についてはWebexヘルプセンターに記事もございますので、こちらご参照いただければと思います。
・【Webexヘルプセンター】1 時間のネットワークベース録画の平均サイズは?
https://help.webex.com/ja-jp/article/WBX59323/
今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。
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