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Collaboration 第148回 「Webex Calling のご紹介 その2~ 導入モデルと3つの構成要素~」

こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。

 

今回はWebex Calling の導入モデルと3つの構成要素についてご紹介したいと思います。具体的には、Webex Calling 導入に必要になるものが何なのか(電話回線が必要?ライセンスが必要?)について紹介していきます。

 

■Webex Calling の導入モデル(導入方式)

まず、Webex Calling を導入するにあたり、初めに導入モデル(導入方式)を決定いただく必要があります。販売パートナー経由でご提供可能な導入モデルは以下の2パターンです。

・CCPモデル(フルクラウド構成) ★DIS推奨導入方式

・VARモデル(ハイブリッド構成)

上記のモデルの違いは、“電話回線”をどのようにWebex Callingと接続するか、の違いになります。具体的には、CCPモデルの場合、電話回線キャリア(NTT東日本やKDDIなど)が提供するWebexCalling 専用の電話回線を契約いただくことで、物理的な回線工事がなく、キャリア基地局側で電話回線がWebexCallingクラウドに接続されます。対して、VARモデルの場合、既存の電話回線の線を物理的に用意されるゲートウェイ(音声通信対応のCiscoルータ)に接続いただくことによって、電話回線とWebex Callingクラウドを接続します。

どちらのモデルでも、Webex Calling から提供される機能に差分はありませんので、回線の契約状況や収容方式によって、お好きなモデルを選定いただければと思います。一方で、弊社としてはCCPモデル(フルクラウド構成)の導入方式を推奨構成として提案させていただいております。これは、CCPモデルであれば、専用機器を宅内に設置いただく必要がないため、スムーズで導入が実現できるためです。また、専用機器が無い分、オフィスで停電やネットワーク障害が発生しても、電話システム自体が落ちることが無く、スマホ(5G/LTE)や他ネットワーク回線で継続運用できる点もメリットになります。さらに、弊社から設定や運用管理を代行させていただくオリジナルサービスのご利用条件が、導入構成がCCPモデル、という条件となっておりますので、弊社からトータルサポートを提供させていただくという意味でも、CCPモデルを推奨しております。

 

 

■Webex Calling に必要な3つの構成要素

次に、導入に必要となる3つの構成要素についてご紹介します。Webex Calling 導入に必要なものは以下の3点です。

1.【必須】電話回線契約 ※CCPモデル:CCP回線(クラウド電話回線)

2.【必須】ライセンス(年額サブスクリプション)

3.【任意】シスコIPフォン

まず、Webex Callingは電話のシステムですので、当然ながら、1.電話回線契約(要するに電話番号)の用意が必要です。注意点としては、電話回線(特にCCP回線)に関しては、基本的にお客様手配になります(弊社またはメーカーからの電話回線の提供はございません)。導入時には製品手配と並行して回線手配をいただく必要がありますが、回線契約や切り替えが最も時間がかかる項目となりますので、提案段階から回線手配のタイミングは確認しておく必要があります。

 

次に、Webex Callingをご利用いただくための必須項目として、2.ライセンス(要するに利用料)があります。ライセンスは、他シスコ製品同様、パートナー提供が提供する部分となります。年額のサブスクリプションとなりますので、契約いただくことで定常的な売上に繋げることができます。

 

最後に、固定電話をご利用される場合には、3.シスコIPフォン(要するに固定電話)が必要です。ただし、Webex CallingはスマホやPCのアプリケーションで電話を受けることができますので、必須項目の1.2.と違い、固定電話の用意は必須ではありません(固定電話は無くしてしまうことが可能です)。その意味で、3.のみ任意の構成要素になります。

 

以上3点がWebex Callingの主な構成要素です。まずは、「電話回線」「ライセンス」「固定電話」の3つが必要なんだな、というイメージを持っていただければOKです。各構成要素については、もう少し詳しくご紹介したいポイントがありますので、次回以降のブログで深掘りしていきます。

 

また韋駄天には、Webex Calling 特設サイト(Webex Calling 販売支援サイト)を用意し、主な機能や構成など詳しくご紹介しておりますので、こちらも併せてご確認いただければと思います。

・CiscoWebex Calling販売支援サイト

 

今回は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。

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