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Meraki 第95回 「ワイヤレスWAN(MGシリーズ)のご紹介 前編(開封)」

 こんにちは。Meraki担当のDsasです。
 今回はついにワイヤレスWANという新しいカテゴリの実機を入手しましたので開封からセットアップまでレポートしたいと思います!
 前編は開封、後編は設定の予定です。よろしくお願いします。
 
 まずは簡単に製品紹介から、ワイヤレスWANというカテゴリを聞いたことはありますでしょうか?(LANではなくWANです)私はMeraki製品以外では聞いたことはありませんでした。
 このワイヤレスWANとは、簡単に言いますと通信キャリアのLTE信号をイーサネットに変換する製品です。
※LTE信号を受信する為にMGシリーズには、SIM(nanoサイズ)が必要です。MGシリーズ単体では動作しませんのでご注意ください。
 そしてこのMGシリーズは、LTE 信号をメインのインターネット回線もしくはバックアップ回線としての利用を可能にします。つまり、LTEサービスエリアであれば固定のインターネット回線の必要無くインターネットアクセスを提供することができます。
 同様の製品としてクレードル付きのモバイルルータを連想される方もいらっしゃるかと思いますが、大きな違いは、他のMerakiデバイス同様にクラウドから管理することが可能な為、様々な場所に設置したMGシリーズを一元管理することが可能である点と、IP67規格をサポートしており、屋外などの過酷な環境で利用することが可能なことです。また同一ベンダーですので一貫したメーカーサポートも受けることが可能です。この辺りはビジネス向けのMeraki製品ならではのポイントになるかと思います。
 また一番重要だと私が思うのは、セキュリティアプライアンスのMXシリーズとの親和性です。
 こちらの図のようにMGシリーズの配下にMXシリーズを設置した場合も当然AutoVPNと呼ばれる数クリックで構築可能な自動サイト間VPNが構築可能です。(MXは、アップリンクがプライベートIPアドレスでも上位のMGにポートフォーワード等の設定変更の必要なくAutoVPNを行うことが可能です。)

 そんなMGシリーズですが、アンテナ内蔵モデル(MG21)と外付けモデル(MG21E)の2種類があります。
 ※リリース当初のデータシートでは、softbankがテスト済みキャリアとして記載されておりましたが、2020年8月現在ではその記載が無くなっておりました。。。ご注意ください!!!
https://documentation.meraki.com/MG/MG21//21E_Datasheet#Cellular
(docomoとKDDIに関しましては、DiSで取り扱いのあるSIM(MVMO含む)にて通信試験を行いましたので、その内容については後編でご紹介します)

 次は本題の実機の「開封」です。今回は内蔵アンテナモデルのMG21の箱を開けました。中身はこちらです。
 1が本体、2が取り付けプレート、3がネジ、4がネジ穴の場所がわかる紙の図面、5が図解の取り付けマニュアルです。

 1の本体の背面はこんな感じです。
 蓋 がネジで閉まってます!!!+ドライバーで簡単に開けられますが、ドライバーは付属していないので、お忘れなく!!!

 蓋をドライバーで開けるとこんな感じです。
 1はSIMを入れるスロット、2は見えてないですが、LANケーブルを接続するポート、3もLANケーブル接続するポートですが、802.3af(PoE)の電源を受けることが可能です。4は別売りのACアダプター用の電源ポート、5はシリアル番号などが印字されているラベル、6はリセットボタンです。
 SIMとLANケーブルとACアダプターを接続すると、ご想像通りかと思いますが、このような形になりました。
 +ドライバーさえ手元にあれば、誰にでもすぐに接続できるかと思います。

 今回の開封編は、以上となります。
 次回は設定編になります。ローカルステータスのSIM設定(APNなど)やダッシュボードの機能設定についてご紹介いたします!

 最後まで読んで頂き有難うございました。

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