Cisco 担当者コラム
Cisco・Meraki
Meraki 第138回「Cisco+ Secure Connectのライセンスについて」
こんにちは。Meraki担当の林です。
前回に引き続きCisco+ Secure Connectについて、今回は購入方法とライセンスの種類についてご紹介させて頂きます。
前回の記事“Meraki第137回「ついにリリース!Cisco+ Secure Connect」”を未読の方はこちらも是非合わせてご覧ください。
まずはそもそも何を買うのか、というところですがイメージとしては下の図になります。
必須となるのは左側Cisco+ Secure Connectのライセンスです。
まず、購入する数量はユーザ単位となりますので、Cisco+ Secure Connectを利用することが想定されるユーザの人数でご購入いただきます。
例えば2ユーザの利用で3年間分のライセンスを同時に購入いただく場合は下の図のように6式でご購入いただくイメージです。
ちなみにCisco+ Secure Connectでは最小購入数は特に設定されておりませんので、最少で1式からご購入いただくことが可能です。まずは検証環境やPoC環境を作ってみよう、というような場合にも少ないライセンス数からミニマムスタートができますね。
続いてCisco+ Secure Connectのライセンスの種類については以下のようになっています。
大きくはFoundationとCompleteの2つのパッケージに分かれており、それぞれのパッケージにEssentialsとAdvantageのプランが存在します。
FoundationとCompleteの大きな違いはクラウドを入口にしたリモートアクセス機能が提供されるのか、という点です。リモートアクセスをクラウドに持っていくのか、でどちらかを選ぶものとお考え下さい。
続いて、EssentialsとAdvantageのプランですが、こちらは提供されるセキュリティ機能の差分になります。詳しくは先ほどの表をご覧いただければと思いますが、Advantageの方がより高度なセキュリティ機能を網羅している分高価、と覚えて頂ければと思います。
なお、表に記載している定価は最小のユーザ数(50名以下)で1年分のライセンスを買った場合の単価です。同時購入するユーザの数が増えたり、3年以上まとめて購入したりすると単価が下がるような設定となっておりますので、まとめて大量に買うとお得、という点もご留意ください。
最後にMeraki MXの構成についてですが、Cisco+ Secure Connectでは保護したい拠点のゲートウェイにMeraki MXを置く形がオススメです。
インターネットVPNをCisco+ Secure Connectに接続することが出来れば利用可能ですので、ライセンスは一番安価なEnterpriseからご利用いただくことが可能です。
ハードウェアの選定の際には基本的にすべてのトラフィックがインターネットVPNを経由して出ていくことになりますので、VPNスループットの値を参考にしてご選定ください。
<参照資料>MXSizing Principles
https://meraki.cisco.com/product-collateral/mx-sizing-guide/?file
もう一点、Cisco+ Secure Connect側の上限としてトンネルあたりのVPNスループットは最大500Mbpsとなりますので、MX側がそれ以上のスループットをサポートしていたとしても500Mbpsが上限となります。併せてご承知おき頂ければと思います。
今回は以上となります。
色々詰め込んでしまいましたが、ライセンス自体は4種類で細かなオプション等もございませんので、割とシンプルなライセンス体系かなと思います。
もちろん、構成や価格に関する疑問やご相談はDISの担当までお申し付け頂ければ対応させて頂きますので是非お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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