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Wireless 第24回 「Catalyst9100シリーズ紹介 EWC-APスマートライセンスアクティベーション編」

こんにちは。TEと申します。

前回は、Catalyst 9100シリーズEWC APの初期セットアップ手順についてご紹介させて頂きました。今回はライセンスのアクティベーション手順について実際のGUI画面と併せてご紹介させて頂こうと思います。

EWC-APでは、管理する全てのアクセスポイント1台毎にCisco AIR-DNAライセンスが必要でした。今回はこのスマートライセンスのダイレクト接続によるアクティベーションを実施していきたいと思います。

もし、スマートライセンスのダイレクト接続についてよくわからない方がいらっしゃいましたら、Startラボ 第20回 「Catalyst 9200シリーズのご紹介 スマートライセンスダイレクト接続 前編」でご紹介しておりますので、こちらの記事も是非ご覧ください。

今回の検証で利用したものは、こちらになります。
・ルータ兼DHCPサーバ
・PoEスイッチ(Powerインジェクターであれば、通常のスイッチで代用可能)
・EWC-AP
・Cisco AIR-DNA Essentialsライセンス
・管理用PC
・LANケーブル

検証環境は下記の通りです。
因みに事前準備として下記については、完了している状態から検証させて頂きます。
・Cisco.com IDの取得
・スマートアカウントの作成
・スマートアカウントへのライセンス割り当て
・デバイスの初期セットアップとインターネット接続環境

スマートアカウントの作成やスマートアカウントへのライセンス割り当て手順については、「スマートアカウント&ライセンスまるわかりガイド」をご参照下さい。

では、早速検証していきたいと思います。
まずは、管理用PCでEWC-APにアクセス可能なSSIDに無線接続します。
管理用ダッシュボード(https://mywifi.cisco.com)にアクセスし、任意で設定したアカウント情報を入力し、「ログイン」をクリックします。
※利用ブラウザは、Google ChromeかFireFoxが推奨です。
ダッシュボード画面が表示されたら、「ライセンス」をクリックし、スマートライセンスの登録を行っていきます。今回はダイレクト接続によるスマートライセンスのアクティベーションを行うので、通信方式は「直接またはHTTP/HTTPSプロキシ」を選択し、「次へ」をクリックします。
次に登録するトークンの作成を行います。まずは、スマートソフトウェアマネージャ(SSM)ページのリンクがあるので、クリックしてSSMへアクセスします。
Cisco Software Centralというページが表示されるので、「Smart Software Licensing」をクリックします。
ライセンスに紐づいたスマートアカウントにアクセス可能なCisco.com ID情報を入力し、スマートライセンス管理ページにログインします。
初回アクセス時には、契約への同意を促す内容の警告画面が表示されるので、「契約内容の表示/同意」をクリックします。
契約内容をご確認の上、ボックスにチェックを入れ、「同意する」ボタンをクリックします。
スマートライセンス管理ページが表示されるので、「インベントリ」で管理対象のバーチャルアカウント(例:DFAULT)を選択し、「ライセンス」タブをクリックします。
下記の様に「Aironet DNA Essentials」と「AP Perpetual Network Essentials」の2種類のライセンスが必要数ある事を確認します。次に「全般」をクリックします。
「新しいトークン」をクリックしてトークンを作成していきます。
作成するトークン情報を入力します。
今回のトークンの有効期限は推奨値である「30日」にしました。因みにトークンの期限が切れても、ライセンス追加や新たに他の機器にライセンスを紐付けるタイミングでトークンを作り直せば良いだけなので、極端に短かったり、長すぎたりしなければそこまで気にしなくても良いと思います。
また、日本の場合は、輸出規制対象外なので、「規制された機能を許可する」にチェックを入れて「トークンの作成」をクリックします。
新しいトークンが作成されるので、作成したトークンの[アクション] ドロップダウンリストから「コピー」をクリックします。
先ほどのEWC管理画面に戻り、「次へ」をクリックします。
トークン入力画面に移動するので、コピーしたトークンを貼り付けて「終了」をクリックします。
メッセージが表示されるので、「OK」をクリックします。
ライセンスステータス画面でステータスが「PENDING」となっているので、ブラウザを更新します。PENDINGと表示されない場合がありますが、そのまま進めてください。
ブラウザ更新後にライセンスステータスが「AUTHORIZED」となっている事を確認します。私の環境ではAUTHRIZEDがすぐに表示されず、10分後くらいにブラウザを更新すると表示されました。
最後に念のため、先ほどのスマートライセンス管理ページに移動し、「Aironet DNA Essentials」と「AP Perpetual Network Essentials」のIn Usedが利用AP台数分増えている事を確認します。
以上でアクティベーションは完了です!

アクティベーション手順に関してもコマンド操作は一切無しでGUIのみで完結する事が出来ました。なので他のスイッチやルータ製品などのスマートライセンスアクティベーション手順よりも比較的簡単でさくっとできたのが個人的には良かったと思います。

是非、EWC-APをご利用の際は、こちらの手順を参考にライセンスアクティベーションを行って頂ければと思います。
また、韋駄天IDをお持ちの方限定の公開となってしまいますが、簡潔にまとめたオリジナルコンフィグガイドも作成しましたので、下記もご参照下さい。

Cisco Catalyst シリーズ ダイレクト接続によるスマートライセンスのインストール手順
https://www.idaten.ne.jp/portal/page/in/DIS/cisco2/technology/02/2048.pdf
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