製品情報

vSAN

vSANとは

vSANは、ホストの内蔵ディスクをプール化し、効率よくストレージを提供するソフトウェアです。
vSphereの中に組み込まれており、vCenterにて一元管理をすることが可能です。
仮想マシンごとにパフォーマンスや耐障害性のレベルを定義できるため、柔軟なリソース管理が可能です。

シンプルな運用管理

vSANは、数クリックで各ホストのSSDとHDDをプール化し、一つのデータストアを構成できます。
また、vSANの設定、運用に関してはすべてvSphere Web Clientで行うため、運用管理の一元化が可能です。

ポリシーによる管理

仮想ディスク単位でポリシーを定義することができますので、耐障害数やストライプ数など必要とする要件を基にサービスレベルを柔軟に設定・管理し、リソースの有効活用を実現します。

柔軟な拡張性

ストレージ容量を拡張する場合は、空きスロットにキャパシティディスクを追加する、もしくはホストを増設することで動的にストレージ容量を拡張することができます。

  • 最大64ノードまで拡張可能。ただし、vSphere 5.5 では32ノードまでとなります。

vSANを構成するには、vSANのCompatibility Guideに準拠した3台以上のホストとvCenterが必要になります。
vSANホストはSSDとHDDを組み合わせたハイブリッド構成とすべてSSDで構成されるALLFlash構成の2つを選択することができます。

  • 2ノードvSAN構成の場合は、vSAN用ホスト2台とWitnessとvCenterが必要になります。
    WitnessとvCenterはvSANホスト外に構成する必要があります。

vSAN稼動 仕様要件

サーバー台数

ESXi導入サーバー3台以上必須

キャッシュデバイス

SAS/SATA/PCIe/NVMe SSD

容量デバイス

(SAS/NL-SAS/SATA HDD/SAS SSD/SATA SSD/PCIe SSD/NVMe SSD)

ネットワーク

1Gb/10Gb以上対応(10Gb以上を推奨)

コントローラ

SAS/SATAコントローラ
(「パススルー」もしくは「RAID0」モード対応必須)

ブート用デバイス

HDD/SDカードいずれか

詳細な稼動仕様要件は以下サイトで計算頂けます。

vSAN 6.6(2017年12月時点)

機能

Standard

Advanced

Enterprise

Storage Policy-Based Management
SSD の読み取り/書き込みキャッシュ
分散 RAID (RAID 1)
vSAN のスナップショットとクローン
ラックの認識による柔軟な障害対応
レプリケーション (5分のRPO)
ソフトウェアによるチェックサム
オールフラッシュのサポート
ブロック アクセス (iSCSI)
QoS: IOPS の制限
インライン重複排除と圧縮 (オール フラッシュのみ)
イレイジャー コーディング: RAID 5/6 (オール フラッシュのみ)
ストレッチ クラスタ
保存データの暗号化

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