TS-h1677AXU-RP

効率的にデータを処理
停電時にも安全復旧を実現

TS-h1677AXU-RP
QNAP(エレコム)

バックアップの作業は作業自体の負荷が高いだけでなく、扱うデータの種類によっても処理のパフォーマンスが左右される。例えば、4K動画などの重いデータを扱うケースでは、バックアップ機器に高い処理能力が求められる。また、クラウドサービスや既存のNASなど、バックアップ環境が散在しているケースもあり得る。このように複雑化するバックアップの効率化、簡素化をかなえるのが、エレコムが提供しているQNAPのバックアップソリューション「TS-h1677AXU-RP」だ。

パフォーマンスを高めてバックアップ

「TS-h1677AXU-RP」は、「AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサー」とDDR5メモリーを搭載したエンタープライズ向けのラックマウント対応のNASである。3U/16bayの筐体に同CPUを搭載。メモリも最大192GBまで増設可能で、24TB HDDを16本搭載することで最大384TB搭載の大容量を実現しているのだ。NVMe M.2SSDを搭載することで、SSDキャッシュによるパフォーマンスの向上にも期待できる。

ネットワークポートは10GBASE-T×2、2.5GbE×2を備えており、大容量データのバックアップでも高速にデータ転送可能だ。セキュリティに対応する機能も搭載しており、バックアップデータの改ざん・意図しない削除を防止する「WORM」(Write OnceRead Many)機能がある。WORMを設定した共有フォルダーに保存されたファイルは削除・修正不可となる。改ざんされてはいけないバックアップデータの保管に最適だ。ほかにもシステムのランサムウェア感染を防ぐ「Malware Remover」や、アンチウイルスソフトの「McAfee」(有償)を備え、外部からの脅威に対応する。

さまざまなバックアップ運用が可能

無償のバックアップソフト「Hybrid Backup Sync」(HBS3)はさまざまなバックアップに対応する機能を搭載している。遠隔地にあるQNAPの機器間でデータのバックアップ/同期に対応。合わせて「Wasabi」をはじめとしたクラウドストレージへのバックアップ/同期も可能だ。3-2-1-1-0バックアップに適した運用ができ、管理者はWebGUIから対話形式で設定が容易に行える。オフラインバックアップに対応する「Airgap+」も注目の機能だ。メインNASとバックアップNASの間に「QHoraルーター」やマネジメントスイッチを設置すると自動的にオフラインバックアップし、最後のとりでとされているバックアップデータをネットワークから隔離することで、ランサムウェア対策を講じられるのだ。

また、「QuObjects」というアプリケーションを使用すれば、オブジェクトストレージとしても利用可能だ。QuObjectsは、ヴィーム・ソフトウェアの「Veeam Backup& Replication」(VBR)との連携に対応する。VBRのバックアップ先をオブジェクトストレージ化したQNAPに設定することで、バックアップデータのオブジェクトロックが行える。これにより、イミュータブルな環境でバックアップできる。

データの効率的な処理とバックアップの両立を実現するなら、TS-h1677AXU-RPがおすすめだ。

TS-h1677AXU-RP+Airgap対応ルーターによる2台構成

TS-h1677AXU-RPとAirgap+に対応するマネジメントスイッチの2台構成では、ランサムウェア対策としてバックアップ機をオフラインにできる。