Cisco 担当者コラム
Cisco・Collaboration
Collaboration 第130回 「注目ソリューション!Ciscoデバイス for MTR(Microsoft Teams Rooms)のご紹介 その1 ~ MTRの概要紹介 ~」
こんにちは。ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社でシスココラボレーション製品の担当エンジニアをしております斎藤です。
昨年度からリリースされたCiscoのMTR認定デバイスですが、最近メイン機種が全てMTR認定を受け、いよいよお客様に提案しやすい体制が整いました。そこで、今回から数回に分けてMTRについて詳しくご紹介していきたいと思います。初回はそもそもMTRとは?についてご紹介します。最後まで是非ご覧ください。
MTRデバイスとは、Microsoft社に認定されたMicrosoft Teams Roomsデバイスとして、MS Teams会議に参加することが出来る会議端末(会議ソリューション)のことを言います。認定というとイメージが付きにくいですが、要はMicrosoft社が提供するMTR用のOSが搭載された会議端末のことを指しています。
MTRデバイスを自社の会議室に設置することで、オフィスで働く方は会議室からオンライン参加がスムーズになり(PCレスでオンライン会議に参加可能、マイクやカメラの準備が不要など)、リモートで働く方も会議室の映像や音声がクリアに届くことでオンライン会議の煩わしさが無くなります。なので、特にMS Teamsをメインツールとして使われていて、かつ、リモートで働く人とオフィスに勤務する人が混合するハイブリッドな働き方を実施されているお客様にオススメなソリューション(端末)になっています。
実はこのMTR認定は、シスコ以外にも多くのメーカー(Dell、Lenovo、neat、polyなど18社※2024年4月時点)が取得しており、各メーカーが自社生産のHWにMTR用OSを乗せてMTRデバイスを販売しています。なので、一口にMTRデバイスといっても、世の中には数百という種類のMTRデバイスが存在している状況です。ここでポイントになるのは、MTRデバイスに搭載されているOSが全て同じであるという点です。つまり、どのメーカーのどの機種を購入したとして、Teams会議上で利用できるソフトウェア的な機能(UIや操作性など)差分はほぼありません。では何が違うかというと・・・搭載されている「カメラ」や「マイク」、「CPU」や「インターフェイス」、「サイズ」や「デザイン」など、ハードウェアの部分で差分が出てきます。
今回、CiscoデバイスがMTRデバイス認定を受けたということで、Ciscoデバイス上でもMTR用のOSを動かすことができるようになりました。これにより、MTRデバイスで運用しつつ、Ciscoデバイス独自のハードウェア機能(カメラに搭載された自動カメラワークや、マイクに搭載されたノイズ除去など)をTeams会議内で利用することができます。
またCiscoデバイスは機器購入後に(初期セットアップ時に)、動作させるOSをWebex用のOSとMTR用のOSで選択できますので、購入前にMTRとWebexどちらにしようか、と悩む必要がなく、お試しいただいた後にOS変更が可能です。販売店様におかれましてMS Teams専用の会議端末としてCiscoデバイスのご提案いただけますので、これまで「うちはTeamsだからWebexはいいや」と断られていたTeamsユーザーに対しても、是非Ciscoデバイスのご提案をいただければと思います。
Ciscoデバイス for MTRにつきましては、Ciscoからもいくつか記事が出ておりますので、こちらも併せてご確認いただければと思います。
・【Ciscoホームページ】CiscoDevices for Microsoft Teams Rooms (MTR概要)
・【Ciscoホームページ(英語)】CiscoRoomOS for Collaboration Device – Microsoft Teams Rooms(インストール方法や使用方法など)
・【Ciscoコミュニティ記事】MicrosoftTeams Rooms (MTR) デバイス - よくある質問 (FAQ)
今回は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。
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