基礎情報
UPSの選定方法
オムロンではお客様の使用目的や電源環境に応じて選べる多彩なラインアップをご用意しています。
接続機器と電源環境から、給電方式を選びます。
電源環境とは?
大事な機器を囲む電源の状態を指します。基本的には電圧が安定して波形が正常な状態が望ましいのですが、例えば近くで容量の大きな電気製品が起動すると周囲の電圧が一時的に下がったり、近隣の工場の影響で電圧が不安定になったり波形がひずんだりします。それが原因で、機器やデータに支障をきたすことがあります。
UPSに接続したい機器全ての総容量を計算してください。
①機器の電源容量を確認してください。機器の側面、仕様書もしくはマニュアルなどをご覧いただき、不明な場合は各メーカーへお問い合わせください。出力容量はVA(ボルト・アンペア)、W(ワット)、A(アンペア)といった単位で記載されていますが、機器によって記載が異なります。
②機器の容量が分かりましたら、右の計算式でVAとWの各総容量を算出してください。
③VAとWの総容量はUPSの接続容量となります。②で算出された総容量よりもVA・Wともに大きい数字が記載されているUPSを探してください。UPSの出力容量は各製品情報ページのアイコンで確認できます。
力率とは?
電力の使用効率のことで、コンピュータ機器の力率は通常0.6~1.0 くらいです。力率は機器によって異なりますが、計算の際、不明な場合は、VA総容量を算出する場合の力率は0.6 で、W総容量を算出する場合の力率は1.0で計算してください。
バックアップ時間を決めてください。
電源異常時にサーバやPCなどの接続機器をシャットダウンするために必要なバックアップ時間を決め、その時間の2倍以上のバックアップ時間がUPSで確保できるか確認してください。バッテリが劣化したときは、バックアップ時間が初期値の半分以下になっていますので、バックアップ時間は2倍以上ゆとりを持たれることをお勧めします。
機種の選定に関してはSTEP1、STEP2で絞り込まれた型式のうち必要バックアップ時間をカバーできるものを選定ください。
【ご注意】UPSは機種によって接続できるコンセント数が違います。製品紹介ページのアイコンでご確認ください。
もしコンセント数が足りない場合は、市販のテーブルタップを使用していただければコンセント数を増やすことが可能です。
※UPSの出力容量を越えないようにしてください。
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