HPE Aruba Networking AP-725

HPE Aruba Networking AP-725

高速な無線LANアクセスポイント
運用管理もダッシュボードで自動化

HPE Aruba Networking AP-725
HPE Aruba Networking Central
HPE Juniper Networking AP47
HPE Juniper Mist

日本ヒューレット・パッカード

社内のネットワーク運用に際しては、回線の複雑化やサイバー攻撃など対処しておくべき課題が多い。しかし、IT担当者が不足している場合、IT知識やシステム操作に慣れているユーザーの不在によって万が一の際に対応が遅れたり、不具合の原因が分からなかったりといった事態が発生する可能性がある。日本ヒューレット・パッカードでは、「HPE Aruba Networking AP-725」「HPE Aruba Networking Central」「HPE Juniper Networking AP47」「HPE Juniper Networking Mist」を提供している。本稿では、ネットワーク運用における各ソリューションの利便性を解説しよう。

トライバンドで通信最適化

企業のネットワーク環境では、IT担当者の不足によるネットワーク不具合の解析や現地調査の遅延などの課題が想定される。通信環境によっては、支給端末が特定の通信ネットワークに使用が限られているなど、ネットワーク環境を全社的に刷新するわけにはいかない事情もあるだろう。そこで、既存の機器も統合できるネットワーク機器を活用することで、通信の高速化や統合、セキュリティ強化が期待できそうだ。こうした通信環境の管理に向けて初めに提案したいのが、日本ヒューレット・パッカードが提供する無線LANアクセスポイント「HPE Aruba Networking AP-725」だ。

HPE Aruba Networking AP-725は最新規格のWi-Fi 7 を採用しており、セキュリティ強化、IoTデバイスのサポート簡素化、高精度のロケーションアウェア(位置情報検出処理)機能を提供する。三つの2 × 2 MIMO無線(2.4GHz、5GHz、6GHz)、2.5Gbps有線LAN、BluetoothまたはZigBee用に構成可能な柔軟なIoT無線を備えて設計した。包括的なトライバンドカバレッジにより、最大4.7Gbpsのアグリゲートデータレート(複数のネットワークトラフィックを一つに統合し、効率的なデータ転送や帯域幅の最適化を図る技術)を実現する。20MHz、80MHz、160MHzの広帯域チャネルをサポートする。2.5Gbpsでの有線LAN接続に対応したため、PoE(IEEE 802.3af/at)で給電できる。

ダイナミックセグメンテーションによって強化された高度なセキュリティ機能に対応し、ポリシーを動的に割り当ててトラフィックをセキュアで分離された状態に保てる。これにより、時間がかかってエラーを起こしやすい複雑で静的なVLAN、ACL、およびサブネットを管理するタスクの削減が見込める。1m未満の接続を実現するFTM 802.11azもサポートし、企業がゲストなどに向けてネットワークを提供する際、高精度の屋内ロケーションサービスを実現する。AI搭載の「ダイナミックパワーセービング」モードを使用すればスリープに移行でき、接続ニーズが生じたときに自動的に起動することで、消費電力とエネルギー消費量を削減可能だ。そのほか、「Target Wake Time」(TWT)により、IoTクライアントがアクセスポイントと通信する必要があるタイミングのスケジュールを立てられる。無線LANのクライアント端末の消費電力の削減、および通信時間が競合する状況の軽減に役立つ。

HPE Aruba Networking AP-725を運用するクラウド管理ソリューションが「HPE Aruba Networking Central」(以下、Aruba Central)だ。本ソリューションは柔軟な展開を実現するダッシュボードで効率的なITオペレーションを促進する。拠点ごとの一元管理や認証機能も搭載しているのだ。最適なファームウェアの推奨や省電力モードなどのAIオペレーションも実現する。無線アクセスポイントだけでなく有線スイッチ、SD-WANも対象としており、サードパーティーのデバイスのクラウド管理も行える。Aruba Centralの大きなメリットとして、ネットワークデバイス、接続リンク、アプリケーションを含めてフルスタックの相関性を備えた可視性と監視によって数分程度で問題を特定して解決する点がある。自動アクセス制御、ID認識セグメンテーション、継続的なポスチャチェックを使用して、ネットワークレベルでゼロトラストを適用する。応答性に優れたアラートを有効活用し、ネットワークのパフォーマンスを向上してビジネス継続を支援する。

Aruba Centralはオペレーター業務の改善もサポートする。統合ワークフローを使用してネットワークデバイスを迅速に展開可能だ。複数の場所にあるスイッチ、ゲートウェイ、アクセスポイントを単一の構成インターフェースを通じてネットワークを構成できる。AI推論でトラブルシューティングを助ける「GreenLake Copilot」という機能にも対応したため、問題解決までの時間短縮も可能だ。推論によってネットワークアクションを自律的にオーケストレーションする分散AIモデルにより、トラブルシューティングを迅速化して異常検知の自動化を実現する。

コンパクトな形状のHPE Juniper Networking AP47。

高度な無線接続技術に対応

続いて紹介する無線LANアクセスポイント「HPE Juniper Networking AP47」も、Wi-Fi 7に対応したモデルとなる。エンタープライズ環境向けにマルチギガビットの速度、セキュリティの強化および耐障害性に優れたWi-FiおよびIoT接続を提供する。HPE Aruba Networking AP-725同様にトライバンドで設計されたため、干渉を軽減しながら容量を増やし、チャネルを拡大できる。HPE Juniper Networking AP47はエンタープライズグレードのWi-Fiと特許取得済みの仮想BLE(vBLE)テクノロジーを組み合わせることでユーザーエンゲージメント、アセットの可視化、接触者追跡などのパーソナライズされた位置情報サービスのサポートを通じて、無線ネットワークをより強化している。高い精度での位置検出を提供するHPE Juniper Networking AP47は、ビジネスの継続性と運用効率を確保しつつ、位置情報サービスに活用できるだろう。接続している通信環境で大きな問題が検出されると、管理ツールである「HPE Juniper Networking Mist」(以下、Juniper Mist)のプラットフォームがパケットと無線周波数スペクトルを自動的にキャプチャしてクラウドにストリーミングを行う。

AIネイティブな「ダイナミックパケットキャプチャ」と「ダイナミックスペクトルキャプチャ」により、ネットワークの巻き戻しを可能にし、無線への干渉問題を効率的に特定して解決する。これらの機能により、IT部門の時間と労力が節約され、トラブルシューティングするためにデータを再現したりキャプチャしたりせずに通信問題を改善できる。

Aruba Centralでは、「AI based Client profiling」で接続している機器の動作分析など詳細を閲覧できる。

Aruba Centralでは、「AI based Client profiling」で接続している機器の動作分析など詳細を閲覧できる。

Juniper Mistでは、機器の接続状態のモニタリングが可能だ。

Juniper Mistでは、機器の接続状態のモニタリングが可能だ。

高度な分析や検出をスムーズに

Juniper Mist向けにデータを収集し、Juniper Mistが機械学習を使用してユーザーエクスペリエンスを分析し、問題を関連付けて根本原因を自動的に検出する。これらのメトリックを使用してSLE(サービスレベル期待値)を監視して事前対応型で改善策を提案するため、問題の発生防止や迅速な修正に対応できる。ネットワークの異常をプロアクティブに検出して修正可能だ。HPE Juniper Networking AP47のクラウド管理ツールであるJuniper Mistも有用だ。また、「Juniper Mist Cloud」上で無線アクセスポイント、有線スイッチ、SD-WANまで一元管理し、シンプルなネットワーク運用を実現する。

社内の通信環境を持続的に管理し、通信品質を高めるなら、日本ヒューレット・パッカードの無線アクセスポイントと管理ツールをそれぞれ活用しよう。