VMware 担当者コラム
VMware・デジタルワークスペース
Horizon 8のパッケージ内容の変更について
こんにちは、VMware担当の及川です。
Horizon8が8/11にGAされましたが、パッケージングについて大幅な変更がありましたので、その内容について展開させて頂きます。
大きな変更点は、以下2点となります。
・Horizonのパッケージから削除される製品(vSAN、vRealize Operations for Horizon(V4H)、Mirage、Fusion)について
・機能削除(Linked Clones、Persona Management、Persistent Diskなど)
それぞれの詳細についてご説明致します。
■Horizonのパッケージから削除される製品について
vSAN、v4H、Fusionについて、Horizon 8のパッケージから外れます。
-
vSANを継続利用する場合
Horizon 7を既に保持していて、7を使い続ける。また、8にUpgradeする場合は継続してvSANを利用できます。また、SnSについても既存契約中はvSANもサポート対象となっております。
ただし、Horizon のSnSの更新をする場合、注意が必要です。
vSANはHorizonのパッケージから削除されているため、更新時はSnSが含まれていません。そのため、vSAN for DesktopsのSnSの更新が追加で必要となります。(vSANのSnSの更新をしない場合でも、継続利用は可能ですが、サポートへの問い合わせ及びバージョンアップグレードができなくなるため、継続して使用される場合はSnSの更新を強く推奨致します。) -
v4Hの継続利用について
EOLが決まっており、Horizon8では利用できません。予定ではvRealize Operationsで新機能開発中ということです。また、Control Upという別製品でも、監視できるよう開発を進めております。
今後のHorizonのパッケージは以下の通りとなります。
灰色がなくなるパッケージ、赤文字が今回新規で追加されたものになります。Desktops and Apps Apps Subscription Horizon Standard Horizon Advanced Horizon Enterprise Horizon Apps Standard Horizon Apps Advanced Horizon Universal
SubscriptionHorizon Apps Universal
SubscriptionHorizon Subscription Horizon Apps Subscription vSphere/
vCentervSphere/
vCentervSphere/
vCentervSphere/
vCentervSphere/
vCentervSphere/
vCentervSphere/
vCenterVDI VDI VDI VDI VDI ThinApp ThinApp ThinApp ThinApp ThinApp Instant Clones Instant Clones Instant Clones Instant Clones Instant Clones Instant Clones Instant Clones Instant Clones Fusion Fusion Mirage Mirage Workspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessWorkspace ONE
AccessPublished Apps Published Apps Published Apps Published Apps Published Apps Published Apps Published Apps Published Apps vSAN vSAN vSAN App Volumes App Volumes App Volumes App Volumes App Volumes App Volumes DEM Standard DEM Standard DEM Enterprise DEM Enterprise DEM Enterprise DEM Enterprise DEM Enterprise DEM Enterprise DEM Enterprise v4H
■機能削除
以下、廃止される機能一覧となります。
一部、Horizon 8 2006やHorizon 7.13ではサポート継続している機能もありますが、Horizon 8 2006以降では廃止となっております。
<Horizon 8 2006、Horizon 7.13及びそれ以前のバージョンでサポート、Horizon 8 2006以降で廃止>
● Linked Clones
● Persistent Disk
● Persona Management
● Just-in-time Management Platform(JMP)サーバ
● Flex管理コンソール
<Horizon 7.13及びそれ以前のバージョンでサポート、Horizon 8 2006以降で廃止>
● 仮想デスクトップとして、Windows 7、Windows 8、Windows Server 2008R2、2012のサポートの廃止
● ThinPrint
● Security Server
ほとんどのお客様はLinked Clonesで展開されているかと思いますが、Horizon8では利用不可となります。Horizon 8 2006というバージョンでは、非推奨という形で利用はできるようにはなっておりますが、以降のバージョンでは利用できなくなりますので、Instant Clonesにて再展開頂く必要がございます。また、Windows7についても、Horizon 8 2006では非サポートとなりますので、Upgradeする場合はご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
環境に大きな影響もありますので、移行もしくは更新の際はご注意ください。
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