カスタマイズ可能なタッチモニター
オープンフレーム型で組み込みに対応
XF2230
ビューソニックジャパン
駅構内や商業施設など、デジタルサイネージを目にする機会が増えている。デジタルサイネージは、通常のモニターと異なり屋外や高温多湿環境に設置されることもあるため、容易に故障しない堅牢な設計であることが重要だ。また、タッチ機能に対応していれば、作業員がスムーズに操作できるメリットもある。こうした要望に応えるのが、ビューソニックジャパンの21.5インチオープンフレームタッチモニター「XF2230」だ。
屋内外での業務を想定した堅牢設計
「XF2230」は、産業用のオープンフレームモニターとして提供されている。オープンフレームモニターとは、スタンド付きの独立したモニターではなく組み込み用途に特化したものだ。本製品では金属フレームを採用している。アスペクト比は16:9、輝度は210cd/㎡だ。視野角は178度と広範囲で閲覧できる仕様だ。24時間365日の稼働に対応し、防塵・防水性能の国際規格の「IP65」に準拠している。防水等級を上げるカスタマイズも可能だ。腐食やほこり、湿気、紫外線から保護し、直射日光下でも高輝度の視認性を実現する。国際規格で定められた耐衝撃保護等級は「IK08」で、ダウンタイムやメンテナンスコストを最小限に抑え、過酷な環境下でも継続的に運用可能だ。動作温度は標準品で0~50度となっており、オプションとして対応温度帯のマイナス35~85度までのカスタマイズに対応する。また、反応感度の高い投影型静電容量式(PCAP)を採用し、10点マルチタッチが可能なため複数のタッチも正確に検出する。タッチペンに関しては、マイクロソフトのアクティブスタイラスの通信規格「Microsoft Pen Protocol 1.5」以上と互換性がある。ワコムの開発した「EMR」(電磁誘導方式)テクノロジーもサポートする。なおペンは付属していないため、ユーザー側での用意となる。EMRは耐久性が高く充電不要のため、産業用途や商業用途での活用が期待できそうだ。端子はHDMI、DisplayPort、VGAを使用可能で、75×75mmおよび100×100mmのVESAマウントに対応している。
XF2230では標準サイズとして21.5インチのほか、15.6~27インチまでの既製品のラインアップやカスタマイズサイズも取り扱っている。ビューソニックジャパンへのカスタマイズの依頼や技術的なサポートについては、問い合わせから5営業日以内に対応を受けられる。環境面への配慮としては、「スマート環境光センサー」を採用したため最大30~40%のエネルギーを節約できる。
防水、防塵でマルチタッチに対応したモニターであるため、産業分野での機器操作など屋内外でのさまざまな業務利用に役立つ。
工場・商業・公共などさまざまな場面に
次に、業務利用に有効な活用シーンを紹介する。一つ目は、工場での使用だ。過酷な生産ラインを想定して設計されているため、高い応答性で粉塵や振動、広い温度の振れに耐久性がある。国際規格に準拠した耐久性、リモートシステム管理設計により、CNCマシン(加工機械)、コントロールパネルおよび製造ダッシュボードの運用管理に有用だ。二つ目は、小売店舗や公共機関での使用だ。例えばセルフレジなど、屋内外での導入に対応する。具体的な活用場所や活用用途としてはホテルのセルフチェックイン機、スマート自動販売機のほか、公共交通機関の屋外の時刻表や発券機、教育機関でのインタラクティブ学習に対しても提案できるだろう。三つ目は、医療機関での使用だ。セルフチェックインキオスクや予約端末、ウェイファインディングシステム(人を目的物に誘導する手法)など、患者対応のアプリケーションをサポートする。前述の通り毎日の稼働に対応するので、診療所や病院、医療機関のワークフローを効率化する。 多機能なXF2230は、屋内外のさまざまなビジネスシーンをサポートする。