HPE Solution for VMware vSAN Ready Nodeとは

HPEの幅広いサーバーラインアップにVMware vSANで構成したシンプルなHCI(ハイパーコンバージドインフラ)。コスト重視の仮想化統合から、物理 DB サーバーも混在する統合基盤、VDI基盤のリニューアルなど、あらゆる要求に応える最適なプラットフォームを選択可能です。

HPE Solutions for VMware vSAN Ready Node
3つの特長

1. もっともシンプルなHCIを、あらゆる要件に最適なプラットフォームで

第2世代のAMD EPYCプロセッサーを採用した「HPE Proliant DL325 Gen10」は、1CPUながら64コア/128スレッドというハイスペックを誇り、更にGen10 Plusであれば1Uながら24本ものディスクを搭載できます。物理CPU数で課金される各種ソフトウェア・ミドルウェアのライセンスコストを削減できるため、導入費用を劇的に改善します。vSAN Ready Nodeのコストパフォーマンスの常識を変えるサーバーです。

第2世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー採用の「HPE ProLiant DL360/380Gen10」は世界で最も支持されているx86サーバーです。オーソドックスなラックマウントサーバーながら、業界に先駆けてシリコンレベルのセキュリティ技術(Silicon Root of Trust)を実装するなど、先進性にも優れています。vSANシステムに安心と信頼をもたらす「世界標準の安心サーバー」です。

「HPE Apolio 2000 System」は、2Uの筐体に2CPUサーバーを4台まで搭載できる高密度プラットフォーム。たった2Uで4ノードvSANシステムを実現できます。コンパクトながら、各サーバーには2つの第2世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサーと、6個のNVMe/SSD/HDDを搭載可能です。

世界初のコンポーザブルインフラ「HPE Synergy」は、サーバー/ストレージ/ネットワークスイッチをスマートに統合した究極のプラットフォーム。従来型のブレードサーバーと違い、50Gbpsの広帯域ネットワークやサーバーあたり最大40本のディスクベイなど、高性能・大容量のvSANシステムを構築可能です。仮想環境だけでなく物理環境も混在できるため、ライセンスコストの関係で仮想化しづらいDBサーバーや全く別のシステムを1BOXに混載できます。

2. HPE SynegyならまるでオーダーメイドのHCIのように自由に構成

HPE Synergy vSAN なら、サーバーとストレージを自由に組み合わせ、お客様固有の要件やワークロードに最適な vSAN 環境を構成できます。さらに、将来の予測できない変化にも柔軟に適応できる仮想+物理統合基盤を実現します。

vSAN環境でありがちな機器構成15UをHPE Synergyなら10Uでシンプルに表現

2Uサーバー4台でvSANを構成した場合、ネットワーク機器、関連システムの物理サーバー、管理・バックアップサーバーを含めた平均的なシステム規模は「15U」となります。HPE Synergyでは「10U」のフレーム内に同等のシステムを集約できるだけでなく、さらに2スロット分の拡張スペースを確保できます。

仮想と物理が混在する環境をスッキリ統合。お客様ごとの要求に合わせて柔軟に構成できる

HPE Synergyは、標準的なvSAN構成を10Uのスペースにシンプルかつコンパクトに集約できます。物理サーバー向けのボリュームを、フレーム内に構成できることにご注目ください。さらに、サーバー2台またはストレージモジュール(SSD/HDD最大40本)を増設するスペースも確保できます。

スイッチレス&ケーブルレス標準的な構成で40Gの帯域を確保



HPE Synergyでは、サーバー同士をフレーム(HPE Synergy12000フレーム)内部のバックプレーンで接続し、vSAN環境で求められる高速ネットワークを「スイッチレス&ケーブルレス」で実現します。一般的なラックマウント型サーバーが10Gbps×2であるのに対し、HPE Synergyは標準で20Gbpsポートを2本(計40Gbps)の高帯域を確保。50Gbpsポート2本(計100Gbps)で構成することも可能で、全てのストレージトラフィックがネットワークに流れるvSANを安心して構成できます。

ストレージ容量不足の不安なし最大40本のディスクを1モジュールに



HPE Synergyでは、ユニークな内蔵ストレージモジュールによりvSAN環境を実現します。一般的な1Uラックマウントサーバーが搭載できるSSD/HHDは10本程度。容量不足の心配から割高な2Uサーバーを選択するケースも少なくありません。これに対してHPE Synergyは、1ストレージモジュールあたり最大40本のSSD/HDDを搭載可能。必要になった時点でモジュール単位で容易に増設できますので、容量不足を心配する必要はありません。

必要になったタイミングでサーバーとストレージを自由に拡張


HPE Synergyは、サーバーとストレージを自由に組み合わせた最適構成が可能なだけでなく、必要になった時点でサーバーとストレージを個別に拡張することができます。この柔軟性は一般的なHCI製品にないユニークな特長です。ビジネス成長に合わせて段階的にリソース増強していくことも、M&Aのような予期せぬビジネスの変化にも応えることができます。また、仮想化基盤を運用するHPE Synergyの同一フレーム内に、コンテナや物理サーバー環境が共存できることにもご注目ください。

使い慣れたvCenterから仮想と物理をここまで可視化

HPE Synergyでは、標準装備の運用管理ツールHP OneViewとVMware vCenter® の連携による仮想・物理環境の可視化が可能です。vCenterのコンソールから、仮想マシン、仮想スイッチ、物理のサーバーNIC、インターコネクト、アップリンク、トップオブラックのスイッチポートまで、すべての接続経路が一目瞭然になります。お客様は、いつも使っているvCenterから物理サーバー環境まで管理できるのです。

3. HPEなら一つの窓口でワンストップサポート

HPE では、VMwareの各種ソフトウェアライセンスを24時間365日の保守サポート付きで販売しております。こちらをHPEハードウェア保守と併せてご購入いただくことで、VMware vSphere®・VMware vSAN ™だけでなく、ハードウェアやデバイスドライバなどの複合要因によるトラブルも含めて1つの窓口で包括的にワンストップサポート。トラブル時の解決を遅らせる「ハードウェアベンダー・ソフトウェアベンダー間の“たらい回し”」を防止できるだけでなく、特定のコンポーネントに縛られない広い視野で迅速な問題解決を実現いたします。

製品ラインアップ

導入事例

全社情報基盤の最適化に向けた取り組みを全力で推進HPE Synergy + VMware vSANを採用し、俊敏で柔軟なインフラを実現

IT投資対効果の最大化と運用管理の効率化にも大きく貢献

資料